バンブー教室が取り組んできた発達障害がある子どもたちの支援とは…⑥

2014年5月21日

同じような指導方法は、
数学という教科でも
応用が可能です。
中学校に入学した
子どもたちが、
最初につまずくことの
多い課題が「絶対値」です。
通常学級の子どもたちは、
数学の先生の
『絶対値』の説明に対して、
「マイナス2は左に
ふたつすすみます。」
「プラス3は
右に3つすすみます」
という説明に
絶対値のグラフと
正負の数の
イメージが結び付いて、
先生の説明を
具体的に理解することで、
数直線上のある数が
判断することができるのです。
発達のつまずきのある
子どもたちの場合は、
具体的なイメージが
湧かないので、
絶対値のグラフと
正負の数を結び付けて考え、
理解することができないのです。
グラフを見ながら、
右に行くほど
数が多くなることを
イメージできる
プリントを用意して、
プリントに指示通りの数値を
書き込む作業を通して、
具体的なある数の
大小の感覚を
つかませていきます。
感覚的な理解が
できるようになり、
絶対値のグラフを見ながら、
ある数の数直線上の位置が
理解できるイメージを
結び付けるパイプとなるような、
視覚的なオリジナルの
プリント教材を使った支援が
彼らの理解には必要なのです。
イメージを結び付けるような
具体的な視覚的な
ヒント(パイプ)を作ることで、
記憶にも大きな影響を
及ぼしてきます。
アルファベットの
「mとn」「pとq」など
認知しづらい小文字などは、
例えば、
だれしもが記憶に残っている
マクドナルドの黄色いMのマークと
「m」を結び付けてあげれば、
おのずと「mとn」の違いが
イメージできます。
このような方法で、
英単語や漢字を
覚えさせていくことも、
彼らのつまずきを
補う有効な支援方法なのです。
もちろん、
一人ひとり子どもたちの
教育的なニーズは違うため、
効果的な指導方法も
違ってきます。
今年度で9年目を迎えた
自然学園では、
バンブー教室を中心に、
今まで数えきれなかった
教育的なニーズに対する、
教材や指導方法を
模索しながら、
子どもたち
一人ひとりに合った
対応に努めてきました。
100人いたら100通りの
指導方法があります。
その臨床事例の積み重ねこそが、
他塾では真似のできない
バンブー教室の
ノウハウだと思っています。
そして、
そのことを授業として
体現できる、
臨床経験豊富な、
有能な講師陣の存在こそが
不可欠なのは
言うまでもありません。
『バンブーだより4月号
          学園長コラム ~可能性の扉~』より抜粋
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