高等部の学習指導について

2012年8月31日

高等部の試験では、いきなり抜き打ち的な問題を多く出題したり、
応用的な問題を多く出題したりすることは一切ありません。
まずは、段階を踏まえながら
出題範囲の課題を理解させて、記憶してもらいます。
そして、聞かれ方によって思い出せないことがないように、
それぞれに合った方法でイメージづけをし、
覚えたことが頭の中から自由に取り出せるよう演習を行ない、
その上で試験に臨んでもらうのです。
もちろん授業で勉強する課題も、
生徒の習熟度に合う、理解できる課題を選びながら、
それぞれの教科でカリキュラムを作成しています。
本校が対象にしている子どもたちは、
多くの場合、極端な知的なつまずきによって、
学習内容が理解できないとか、思考できないわけではありません。
わかりやすく言えば
得意な情報を処理するタイプが人によって異なるのです。
人の話を聞いたほうが本を読むより理解しやすいタイプや、
本から得た知識が豊富で
数字や記号・文字言語・抽象的な概念を処理するのに優れているタイプ、
映像や動きに関わる情報を瞬時に直感的に処理する能力が高いタイプ、
一人で本を読みながら知識を吸収することが得意なタイプ、
ペーパーテストが中心の学習のほうが得意なタイプなど
さまざまなタイプがあります。
特別支援教育の根底をなすインクルージョン教育とは、
このような子どもたちのそれぞれのタイプや特性を理解したうえで、
それぞれの得意な認知を生かした
提示の仕方が非常に大切になっていきます。
例えば、実際に体や手を動かしながら
頭に知識が残るようなパイプを作ってあげる学習方法、
テキストやノート中心とした視覚からの言語認知を生かした学習方法、
言葉の伝達によって知識の定着を図る聴覚認知を生かした学習方法、
数字や記号などを用いた抽象的な説明ではなく、
具体的な事例や実際のものを用いた学習方法など、
子どもたちのタイプによって取り入れていくことで、
高い学習効果が得られるようになります。
~高等部通信8月号 学園長コラム(可能性の扉)より一部抜粋~
自然学園 学園長 
小林 浩
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