[バンブー便り1月号]学園長ブログ~可能性の扉~①

2017年3月13日

1、新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

昨年の12月22日から28日頃まで、サーバー会社との連携がうまくできなかったことで自然学園のホームページにアクセスできなくなったというミスが生じてしまいました。自然学園のホームページが閲覧できなかったことでご迷惑ご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。二度とこのようなことがないようにホームページの管理に万全を期していきたいと思っています。

「油断大敵」という四字熟語があります。辞書では注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきであるという戒め。「油断」は気をゆるめること。油断は大失敗を招くから、どんなものより恐るべき敵として気をつけよ。という意味と記されていました。まさしく今年で12年目を迎えるバンブー教室にとって、経験で培った自信やノウハウが油断というかたちでミスにつながらないように、慎重を期して更なる努力を積み重ねなければいけないと、神様が諭してくれたように感じました。今年度は「油断大敵」を抱負にしてお子様方の教育支援をさらに充実させていきたいと思っています。

自然学園では、1月4日に冬期講習がスタートしました。新年早々、活気に満ちた空気が校舎中に満ち溢れて、すぐに正月気分が吹き飛んでしまいました。バンブー教室のお子様方にある興味の偏りという特徴は、興味を持てる、楽しいと思うことにはとても高い集中力や持続力を発揮して、夢中になって取り組むことができるということです。
鉄道ファンの人たちには、学校の漢字は覚えられないのに、駅名なら漢字で覚えてしまう人が多いことが一つの例です。その力を興味がないものにでも発揮できるようになればいいと保護者の方は常々お思いのことでしょう。一人ひとりの感覚的な偏りや、情報を処理する認知力の凸凹を把握できれば、どのような覚え方なら記憶しやすいのか、どのように課題を提示したら課題に取り組みやすくなるのか、どのように問題や課題のプリントを工夫したら解答欄に答えが書きやすくなるのかなどを考えて、課題や問題に取り組ませられるようになることも、不可能ではありません。

そして今すぐ学校のクラスメートと同じような問題を解けるようにするのではなく、そこに結びつく基礎的な内容からクリアしていくことが大切です。新年1月2,3日で行われた第93回箱根駅伝で3連覇を果たした青山学院大学の原監督が、優勝する強いチームにするために行ったことの一つとして、まず生徒に自分で手が届く目標を設定させることだと話していましたが、まさしくバンブー教室で実践しているスローステップの学力アップメソッドと同じだと思いました。

学習計画を立てる場合に、今自分がつまずいているところからもう一歩で手が届きそうな課題にチャレンジさせて、課題ができた喜び・達成感を経験させていく。できないことへの失望感より、多くの成功体験が上回ることによって次のステップに向かう好奇心や学習意欲が出てきます。

そして人は褒められることで自尊心が満たされ、そこで得た自信が向上心につながってくるものなのです。最初は凸凹の凸のスキルで解法が見つけられるような課題を選んであげることから始めることが重要なのです。

褒められることのないお子様方は、なによりも褒められたい欲求で満ち溢れています。ほめてあげるために必要なアセスメントや、課題設定および勉強に興味を占めさないお子様に対してのかかわり方を踏まえたプログラムが、バンブー教室のスローステップメソッドなのです。

講習をきっかけに、勉強に取り組むことが苦痛ではないという経験を持ってくれることを希望しています。冬休み中でも、バンブー教室の課題にしっかりと取り組み、家庭でも勉強していた子どもたちが多く、やることが明確になっていれば非常に勤勉に勉強に取り組むお子様が多くなったような印象を受けました。

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