[バンブー便り10月号]学園長ブログ~可能性の扉~②-1

2016年12月1日

2 学園祭(思いやり収穫祭)について

今回で8回目となる自然学園の学園祭『思いやり収穫祭』が11月5日(土)、11月6日(日)に行われます。小・中学部、高等部、大学部もすべて参加する大きなイベントとなっております。ご来場いただく皆さんに普段の学校生活様子がご覧いただけるような学園祭を目指しています。

小中学部、高等部、大学部は、「クラスの協力を第一に自分の適性を生かしながらクラスに貢献し、不得意なところはお互いかばい合い補うこと。」「クラスのひとり一人の子どもたちに気配りをし、お互いに敬意を払い、認め合うこと。」このことを、学園祭を実行するうえでの目標におくことを教職員の先生方にお願いしました。

オリンピックイヤーとなった今年、私たちはブラジルリオのオリンピック・パラリンピックを通してたくさんの感動を選手の皆さんからいただきました。とくにパラリンピックの選手の皆さんの、なにがあってもあきらめず前向きに生きる力強さと、体に不自由があっても、今の自分の体が機能する能力をすべて使って障害を克服し、果敢に競技に打ち込む姿に、生徒の皆さんは感じるものがあったはずです。結果がすべてではありませんが、多くの人たちは努力と結果がともなうことで大きな共感を覚えるのです。
自然学園の生徒の皆さんもスローステップで自分のできることを前向きに習得し、その積み重ねが社会に参加できる自身の適応力になっていきます。そうであるならば、皆さんも結果を出すことにこだわらなければなりません。

オリンピックに出場した多くのアスリートが、次の東京オリンピックを目指してスタートを切っているように、皆さんも自身のゴールに向かって結果を出すためのさらなる飛躍をしなければなりません。そんな思いを今回の文化祭の『飛躍』というテーマで表現しました。

音楽祭や展示作品、模擬店などで子どもたちが今自分たちでできる思いを表現できれば、必ず『飛躍』というテーマをご来場される方々にお伝えすることができると信じています。ご来場いただく皆さんに普段の学校生活の様子がご覧いただけるような学園祭を目指しています。そしてバンブー教室在籍生の皆さんにも、一人ひとりの子どもたちの作品を展示していただくことで『思いやり収穫祭』に参加していただいています。

一般の高校や専門学校のような、派手な模擬店がたくさん出るお祭りのような学園祭ではないかもしれません。今回は、保護者の方々にもお手伝いをお願いしていません。
自分たちのできる能力の範囲の中で、クラスのみんなでアイディアをだし、「おもてなし」の心で、来てくださるお客さんを楽しませるための工夫をして今一生懸命その準備に取り掛かっています。

必ず皆さんの心に訴えかける何よりも強いメッセージを届けてくれるはずです。高等部1年生はフルーツ炭酸水、高等部2年生は焼きそば、フランクフルト、高等部3年生はたこ焼き風ベビーカステラ、クラムチャウダー、大学部はカレーライスとタピオカ入りドリンクと模擬店にも気合が入っているようです。

(つづく)

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