[高等部通信 おもいやり 1月新年特別号]学園長より~可能性の扉~①

2019年2月1日

1、新年のご挨拶 
新年あけましておめでとうございます。
高等部の皆さん、12月21日(金)のクリスマス会はご苦労様でした。今年は会場の都合で例年のように高等部の皆さんがクラスごと出し物を披露する機会はありませんでしたが、プレゼント交換など高等部の生徒の皆さんが充分楽しんでもらえた、今年を締めくくる盛大なパーティーになりました。なによりも皆さんが楽しんでいたことに喜びを感じました。
人との関わりを苦手としていた人たちが、学年、学部を問わず、自然学園の仲間としてみんなでこの会を盛り上げはしゃいで笑顔で今年を終わることができたことをうれしく思っています。

終業式と兼ねた2学期最後締めくくるにふさわしいクリスマス会になったことに大きな感謝をしています。高等部の皆さんの生き生きとした姿が小さな希望でともされていることが誰の目にも見て取れたことでしょう。今年は一人ひとりの掲げた目標に向かって大きな飛躍ができる年になることを祈っています。

1月6日からは暦では小寒になり、本格的な冬の寒さが到来ずる寒の入りを迎えました。1月20日から暦では大寒に入りました。寒さはますます厳しくなり、寒風や降雪などに見舞われる日が重なる時期だと思います。新春の兆しが見える立春までは、1年で一番の寒さが厳しくなる時期です。高校3年生は1月の卒業試験(卒業単位認定試験)を控え、高等部1、2年生も2月の学力考査(後期試験)を控えているので風邪などひかないように気を付けて過ごしましょう。1月は、試験を控えてのレポート提出と試験対策授業と勉強に力を入れなければいけない時期になります。勉強があまり得意ではなく、中学校時代に中間期末テストが嫌でしかたなかった人たちには、試験が近いことで冬休みを憂鬱に過ごしてきた人たちは、少なくないでしょう。

12月21日の終業式で冬至の話をしたように、この日は昔からカボチャの煮物を食べ柚子湯に入り、邪気を払い健康で過ごせることを願う風習があり、小寒から大寒にかけて1年で一番寒さの厳しくなる時期を乗り越える儀式でした。香りのつよいものには邪気がおこらないという考えがあり、冬が旬のゆずは香りがとても強いので、運を呼び込む前に邪気を払う禊(みそぎ)としてゆず湯に入ることが習慣として広まったとされています。またゆずは実るまでに年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにと願いを込める意味もあるといわれています。終業式の夜のお風呂は、ゆず湯だった人は、ゆず湯の効果できっと幸運があなたに味方をしてくれる良い年になることでしょう。皆さんにこのような日本人の暦の考え方や昔からの慣習の話をすることで、四季の移り変わりに対して、その変化を大切に感じながら、一日一日を大事にしてほしいからです。そして今しかできないことに精いっぱい努力してほしいと願っています。

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