[高等部通信1月新年特別号]学園長より~可能性の扉~⑤

2018年2月9日

5、SSTについて

11月5日に思いやり収穫祭と銘打った自然学園の学園祭で各クラスから出店した模擬店は、生徒が主体的にクラスごとに協力しながら、できるだけたくさんのお客さんが購入していただけるような商品の工夫をした結果とても大盛況でした。特に自然学園高等部2年生、3年生はふじ祭りの経験を踏まえて、なるべく多くのお客さんに喜んでもらえるような商品を提供して売り上げを上げていこうという目標をもって、商品の調理、販売、告知、呼び込み、材料の仕入・管理、かたづけ、食器、調理器具の洗浄などそれぞれの役割の中で企画段階から熱心に取り組んでいました。

自分が遂行した業務を喜んでくれる人たちのために働くこと、そのことにやりがいを感じてより喜んでもらえるために自己研鑽を図り努力することを経験のなかで体感することが、自然学園で行う学校行事の大きな意義だと思っています。自然学園は体験授業を積極的に取り入れていますが、実際に行動として経験してみることで日ごろからSST(ソーシャルスキルトレーニング)で学んでいる「協調性」「協働」「トラブルがあったときの問題解決のスキル」「社会的な秩序における礼儀を踏まえた人に対する態度や言葉遣いなど社会性の育成」などは、実践で繰り返し学ぶ経験から般化できるものです。自然学園で実施しているSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の授業もその目的な社会に参加するために必要とされる人のかかわり方やルールを学び、コミュニケーシャンスキルを向上させていくことにあります。将来お子様が働くうえでも必要とさせる重要なスキルがソーシャルスキルです。

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