[高等部通信5月号]学園長より~可能性の扉~③

2019年7月25日

3、ふじ祭り
藤の花が、ちょうど満開を迎えた4月28日(日曜日)の藤まつりは例年より盛り上がりがあったような気がします。紫や白の藤棚から華やかに枝垂れた藤の花に大勢の人たちが立ち止まって感嘆し、その美しさにため息をついていました。藤どおりにはたくさんの模擬店が立ち並んでいました。
自然学園校舎前で高等部2,3年生、大学部の生徒による模擬店を例年のように出店し、高校2年生によるミニピザや3年生によるポップコーンパフェなど模擬店は大盛況でした。保護者の皆さんもご家族で模擬店の品物をご購入いただき生徒にとっても大変励みになりましたことこの場を持って御礼申し上げます。

例年この藤祭りで模擬店を出店させていただき高等部の生徒と大学部の学生の皆さんは、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)のカリキュラムの一環として自分たちで考え作った商品を自分たちの手で販売し、利益を得る擬似的な起業体験を模擬店の出店をすることで実践しています。藤祭りをご見学されているお客様に自分たちで考案した商品をお客さんの目の前で調理し、自分たちが自ら対面で販売する経験は、将来の就労に必要な「協働」「協調」に求められるスキルの実践における般化の場面として大いに役に立った自負しています。生徒の皆さんの大声が藤祭りをご見学しているお客様に届いたことで足を止めて購入していただけるに至る貴重な経験をさせていただけたこと、食した後に「美味しい」とあたたかい声をかけていただけたこと、誰だけ生徒の成長にいい影響を与えたかわかりません。藤祭りを企画された春日部市役所の職員や関係者すべての方々に感謝しています。すべて予定した数は完売し、生徒、学生の皆さんも満足そうでした。

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