[高等部通信5月号]学園長より~可能性の扉~⑤

2017年6月8日

3、アセスメントの重要性について

自然学園では、一人ひとりのお子様に対してのアセスメントを重視しています。アセスメントとは、支援を求めている対象が、これからどうしたいと思っているのか(主訴)、対象の特性がどのように主訴に関わっているのかを様々な情報をもとに総合的・多面的に判断し、見たてることを言います。コンサルタントは“相談者のニーズ”と“ニーズに応えるためにどの範囲までのアセスメントが必要か”を考えて進めることが求められます。 アセスメントの情報は、保護者からお聞きした成育歴、保護者のみならず担任の先生からお聞きした在籍校での状況、かかりつけの医療機関の担当医からの診断書や助言、WISCⅣ等の発達検査の結果および高等部が実施する行動支援チェックリスト等によるアンケートおよび個人カードと健康カードから取得しています。チェックリストは、学習到達度や分野別のつまずきおよび行動特性における具体的なつまずきを整理して把握するためのアンケート検査です。このような情報をもとにして、つまずき、できない原因を明らかにして、どのようにアプローチをかけたらできるようになるのかを短期的および中長期的な視点から支援計画及び学習プログラム、学習予定表を作成していきます。個々の教材もこの観点から作成していきます。個人カードや健康カードをご記入いただいた情報をもとにアセスメントを行います。アンケートは保護者の方にもご協力していただきますのでよろしくお願いします。保護者の方々との面談や本人面談での情報が重要になるのは言うまでもありません。

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