[高等部通信6-7月号]学園長より~可能性の扉~④

2016年4月1日

これからいよいよ三年生は今までの努力が試される時です。やるべきことをやり準備を怠らず一緒にがんばりましょう。

大学など進学希望の生徒の皆さんはおそらく何校かオープンキャンパスに足を運んだ人たちが多いと思います。もうすでに受験校を決めている人もいると思います。自分が将来考えている職業に必要な技術や知識が学べる学校なのか。自分が必要とするスキルが習得できる大学なのか。授業についていけるためのフォローがしっかりとなされているシステムがあるか。カウンセラーなど精神的に支えてくれる体制が完備しているかなど、自分が通学するうえで必要だと思われる条件が整っていることが、受験校を選ぶ条件となります。

そして、入試項目についても面談はどのようなスタイルで実施されているのか。論文試験はあるか。どのくらいのクオリティーが必要とされるのか。自分自身の能力や適性をよく考えたうえで合格の可能性のある進路を選ぶことが求められていくでしょう。

受験校が決まれば、その学校の出題傾向にあわせた入試の準備を夏休み中に始めなければいけません。面接が苦手な人が多いと思います。人前になると自分で言いたいことが言えなくなってしまう人がいます。そんな人は何度も面接練習を繰り返しながら、自分で自信が持てるまでにスキルをあげることしか解決方法がありません。作文を書くことが苦手な人は、何度も出題が予想される課題を選びながら文章力をつける練習を繰り返すしか合格できる方法はありません。

 もちろん私たちは皆さんのつまずきや苦手さを乗り越えられるような教え方のコツを知っています。ですが実際にやるのは三年生の皆さんであり、皆さんのやる気次第なのです。できるだけの手助けはするので自分に負けないでついてきてください。受験生の皆さんはそのための夏であるのです。

三年生は前期試験が終わればいよいよ戦闘モードです。進路についてはこれからが本番です。三年生は夏休みもありません。後悔しないように全力で頑張りましょう。努力は皆さんを裏切らないでしょう。最後まであきらめずに戦い抜きましょう。

一年生や二年生の皆さんは企業見学会以外にも、登校日を各学年1日ずつ設けています。当然全員参加が必修になります。一年生はTシャツづくり、二年生は調理実習の夏期特別体験授業を予定しています。その日は自然学園の入学希望者を対象にしたオープンスクールに授業を開放しているので、こんな楽しい学校にぜひ入学したいと中学生の皆さんに思ってもらえるような振る舞いを期待します。別に普段の生活と態度を変える必要はありませんが、普段クラスメートに見せている思いやりある行動をオープンスクールでも見せてくれることを期待します。

許可願いを出してアルバイトに励むことを考えている人たちも多いと思いますが、2学期には前期学力試験を控えています。夏休みだからと言って羽目を外さず、規則正しい生活を心がけてください。登校日には元気な姿を見せてくれることを楽しみにしています。

自然学園学園長 小林 浩

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