[高等部通信8月号]学園長より~可能性の扉~⑨

2016年9月19日

ここで保護者の方々にお願いしておきたいことはLDなどのつまずきで板書をノートに書きとることに困難さが伴う生徒には、事前に担任の先生を通じて教科担当の先生にそのためのフォローをお願いしておく必要があるでしょう。たとえばクラスメートにお願いしてノートを写させてもらうか先生に板書内容の要点が書かれたプリントやコピーなどを配布してもらう支援を要求してください。

そしてここからが大切なのですが社会科の場合は上記した試験対策とは違い社会用語を覚えてから基本問題の演習やレポートの演習は、時間的に間に合いません。
覚えることが即得点に結びつく教科なので、試験前対策授業でレポートの基本問題から出題が予想される社会科用語が解答として要求されている問題を教科の先生に選んでもらって、レポートの解答を見ながら、答えを解答欄に書き込み覚えるようにしましょう。文章と解答が結び付かないときは、資料や教科書にある写真やイラストを見ながら教科の先生に口頭でわかりやすく解説してもらってください。

そして試験日の直前にご両親に口頭から覚えなければいけない重要用語をもう一度クイズ形式で出題してもらって確実に回答できようになるまで繰り返してください。

実際のテストでは落ち着いてケアレスミスをなくしましょう。生徒の皆さんの答案をみると不注意性や衝動性の強さから問題をよく確認せず、解答の条件などを見落としてしまい記号で答えることを求められているのに答えをそのまま記述してしまう人が多いのです。また英語では3単元のSをつけ忘れる。複数形にしてしまう。などのミスも目立ちます。答案を提出する前にもう一度見直してできる課題は確実に得点する姿勢が大切です。

もうすぐ前期試験が近づいています。こんどこそ結果をだしてご両親を喜ばせましょう。自分自身にとって大きな自信になることでしょう。皆さんの頑張りを期待しています。

自然学園学園長 小林 浩

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