[高等部通信9月号①]おすすめBooks

2016年4月1日

『大人のADHD~もっとも身近な発達障害』

岩波明著 ちくま新書

大人のADHD: もっとも身近な発達障害

岩波先生は2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授であり、2015年からは烏山病院長を兼任されている、ADHDや発達障害を専門に研究されている精神科医です。

本学園卒業生で、現在、日本を代表する上場企業の特例子会社で働いている教え子の主治医でもあります。以前、講談社から出版された『発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち 』には、教え子のことが仮名で記述されています。

その縁で7月に出版された新刊本を手にしたわけですが、まさに私たちの身近にいる困った人たちである大人の発達障害である「不注意優勢型ADHD」について職場での適応状況も踏まえて、彼らの社会生活や症状がわかりやすく詳細に書かれているので、そのような大人の方々の対応にも非常に参考になる本として読ませていただきました。

自然学園学園長 小林 浩

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