[高等部通信9月号]学園長より~可能性の扉~①

2017年9月27日

1、 はじめに
毎年夏休み中の高1、高2の登校日に高校2年生は調理実習、高校1年生は、物づくり体験の授業を行い、その日に合わせて今年度の受験希望者のためのオープンキャンパスを実施しています。今年は例年より多くの方々にご来校いただき、2年生のハワイアンパンケーキインチョコレートパフェと1年生のTシャツ作りは大好評でした。

受験生にとって一番気になる、どういう生徒が在籍していて、クラスの雰囲気はどんな感じなのかを中学生の皆さんの視点からみて判断してもらい、先生とのやり取りや教え方、指示の出し方などもあわせて受験生の皆さんが学校選びの際に外せない事柄をじっくり考慮してもらったうえで受験してもらおうと言う趣旨でオープンキャンパスを実施しています。在校生の皆さんには、後輩になるかもしれない人たちを受けいれて、わかるように丁寧にやりかたを指導するようにお願いし、SSTも兼ねての体験授業に参加してもらっています。そしてやる手順を明確に写真やイラストで示し、口頭の説明で確認しながら作業を進行していきます。
各グループに分かれて教員が配置され、教員の管理、アドバイスを受けて中学生一人ひとりに在籍生は目を配りながら、班全体での作業が完遂するように心がけて、一つひとつの行程をすすめます。2年生はすでにふじ祭りでチョコレートパフェを作っていることもあり、とてもおいしいデザートに出来上がりました。参加した中学生の皆さんには、在校生のみんなが意識的に班の人たちのことを気遣いながら、思いやりがあるやさしい振る舞いをしていたことに気付いてくれたらとてもうれしく思います。自然学園に入学したら生徒がこんなにも成長するのだということを感じられたオープンキャンパスでした。生徒の皆さんご苦労様でした。
8月は、昨年よりぐっと気温が低くなり、とても過ごしやすい夏になりました。かといってお盆にかけての中旬以降は、雨が降る日が続き、8月の17日連続での雨の日は歴史上最長だそうです。山や海に家族や友だちで出かける予定があった人たちには、残念な結果になったようです。高校3年生で大学受験をする人たちにとっては、雨で外にも出ずに、覚悟を決めて勉強に打ち込むことができたことでしょう。受験生にとっては2学期以降が勝負になります。夏の努力の結果が出る2学期になることを期待しています。

お問い合わせはこちら