[高等部通信9月号]学園長より~可能性の扉~④

2017年10月24日

4、第10回定期講演会

自然学園では、先月号にお知らせしたように、9月の24日(日)に定期講演会を行います。前年も今年と同じように松為信雄先生にお願いしていたのですが、その日は台風20号の余波を受けて朝から土砂降りの雨模様にもかかわらず、予想されたほどのキャンセルされたお客様も出ず予定を上回る盛況な講演会になりました。今年はよりたくさんのお客さんがお越しできるように大宮のソニックシティーを会場にしています。

定期講演会の講師を務めて頂いく松為信雄先生は日本の第一人者というべき障害者就労の研究者でありスペシャリストで、日本のジョブコーチ制度の創設に貢献しただけではなく、現在は「1億総活躍社会の実現」に向けた具体策を話し合う「一億総活躍国民会議」の民間議員15名の1人として就任されていて国家のために尽力されています。また東京都で平成30年から運用が決まった「高等学校の通級学級による指導の制度化」の実現に向けてスーパーバイザー的な役割を果たしていました。とくにその充実方策で最も重要なことのひとつである就労支援において重要な提言をされてきた立場の方です。昨年5月に法制化された合理的配慮に関する研修に一般企業に依頼されてよく訪問されているそうです。

小中学校での通級利用者が年々増えてきた昨今、卒業後の進路や発達障害がある子どもたちの就労に対してお悩みになっている保護者や教育関係者が多いことと思っています。そこで第10回の自然学園定期講演会では、発達障害者の就労は、「今後どのように変化をしていくのか」また一人ひとりがどのような取り組みをすることで「発達障害者の特性を生かした就労が実現できるのか」「学校でやらなければいけない発達障害者に対するキャリア教育」「通級を制度化した高等学校で就労に対して今後どのような施策がなされるのか」等をご講演していただく予定です。

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