[高等部通信10月号]学園長より~可能性の扉~1

2020年10月29日

1.はじめに

2学期もはじまり、しばらくは秋らしくない暑さが続いていましたが、台風14号の接近で北風が伴う雨模様の日が続き、ようやく涼しさが実感できるようになってきました。街並みの雑踏に目を向けるとコロナ禍の中、マスクをしながら長袖のシャツからカーディガンを羽織る姿が目立つようになり、街路樹の色が赤みを帯びてきた季節になりました。

気候が安定しない季節なので、予定していた高等部、大学部の稲刈りは中止になってしまいました。体育祭も朝方は雨のぱらつく曇り空でしたが、予定していた昼過ぎまでは雨の心配もなく、雲の合間から日差しも差し込み、プログラムが進むにつれて気温も上昇してきました。

先月号にも記載した通り、この時期は何かと気分が沈みがちになりやすい季節なのです。芸能人の悲報が盛んに報道される日常に、自然学園の生徒の体調の変化を心配していましたが、自然学園高等部の生徒の皆さんは毎日元気に登校し、前期学力考査も全員が単位認定の基準をクリアすることができました。新学期を迎え、行事を消化していく中、現在も「思いやり収穫祭」に向けて各クラスともに頑張りを見せています。

また就職を目指して企業に就労実習に行って頑張っている3年生の皆さんにとっては、正念場に差し掛かっている踏ん張りどころの大切な時期です。こんな苦しい時こそ今まで皆さんを支えてくれたご両親、お世話になった小学校、中学校の先生方、そして現在の担任の先生方の気持ちを忘れずに、自分が今できることを精一杯頑張ってください。

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