発達障害と不登校の関係 ①
2011年12月10日
11月6日(日)に埼玉県教育委員会主催により
「保護者のための不登校セミナー」
――子供の健やかな育ちを考える――
が行田市埼玉県教育センターで開催されました。
第一部の基調講演は
「子供の心情に合わせた関わり方」
~「待つ」間、何をすればいいの?~
埼玉県立大学・大学院教授 東 宏之先生の講演があり、
第二部の個別相談・体験談・情報提供等では
不登校児童生徒に関わっているフリースクール、技能連携校、
県立高校など個々の団体ごとに
教育相談や情報提供を行うブースを設けました。
自然学園も教育委員会の要請で
ブースを設けさせていただきました。
自然学園のブースにもたくさんの発達障害があり
不登校で悩んでいる子供たちの両親がご相談に来てくれました。
すこしでもお話させていただいたことがお役にたてれば嬉しい限りです。
発達障害がある児童の不登校は長期化してしまうケースが多いので、
時間をかけて、あわてず解決を目指してほしいと思っています。
そこで今回は発達障害と不登校の関係について簡単にご説明させていただきます。
現在全国の小中学校を対象にした調査だと、
約12万人弱の児童が不登校生徒であるという統計結果が出ています。
そのなかで、中学校での不登校生徒が約10万人います。
中学生の場合、学年が上がるごとに不登校生の割合が上がってきます。
なんと中学校3年生では、29人に1人が不登校生であるとされています。
まず、中学生になると、なぜこんなにも不登校が多くなってしまうのか、
と言う理由として、一般的に以下のことが言われています。
<②に続きます>