バンクーバーオリンピックと期末試験

2010年2月16日

 楽しみにしていたオリンピックがいよいよ開幕しましたね。
自然学園では高等部のみなさんが不安でいっぱいの後期学力試験が今日から始まりました。
朝から高等部のみなさんの落ち着かない表情を久しぶりに見たような気がしました。
勉強が大嫌いで中学校時代いちども学期末試験を受けたことがない生徒も高等部にいます。
それでも高等部の全員が勇敢に試験に立ち向かいました。
 昨日モーグルの女子をテレビで見ました。国民の期待を一手に背負っていた上村選手が表彰台に上がれなかったことは残念でしたが、私はむしろ入賞もできなかった何人かの選手の滑走が目に焼き付いて離れません。その何人かの選手は予選を上位で滑走して決勝で転倒してしまったアメリカ、カナダの選手と日本の里谷多英選手です。
この選手たちは自分にとって最高の走りが出来ればそれでいいと思っていないのは素人が見てもわかります。明らかに勝つことを目的とした、自分のパフォーマンスのすべてを出しつくしたぎりぎりの滑走でした。どの選手も転倒するまでの滑走は鬼気勝るものがありました。とくに里谷選手の夢を持たせてくれたすばらしい滑走を見せてくれたように思いました。
 自然学園の高校生も困難に逃げない強い気持ちをいつの間にか身につけていたことにびっくりしました。みなさんに得点よりも昨日の里谷選手にも負けない、どんなコンディションであっても言い訳しない、攻めていく勇気を感じたことがとてもうれしかったです。
by小林

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