9月28日水曜日に自然学園中学部では農業体験学習としてじゃがいも掘りを行いました。田植え・じゃがいも掘りの時同様、春日部にあります野口農園様にご協力いただきました。当日は天気に恵まれ、快晴の中稲刈りを行うことができました。

野口農園様では、稲刈りと脱穀の2つの作業を体験させていただきました。5月に自分たちで植えた稲を自分たちの手で刈り取る経験は、非常に貴重な物でした。2・3年生は去年までの経験を活かし、手早く作業を行っておりました。初めて稲刈りを経験する1年生も、野口農園の方の丁寧な説明をよく聞き、約束を守って安全に稲を刈りました。脱穀の作業は2・3年生も初めてで、回転する脱穀機に少し緊張しながらも、全員問題なく作業することができました。

稲刈り・脱穀の作業が終わったら、新米のおにぎり作りを体験しました。羽釜で炊いたご飯は、いつも家庭で食べている炊飯器のごはんと違い、「おこげ」があり、塩だけでもとてもおいしく食べられました。「お米が甘かった！塩も使わずに食べればよかった！」と、新米のおいしさに感動する生徒もいました。

集団で動き、全体の流れの中で活動することは、自分の欲求を抑えることが求められます。そのため、農業体験学習は、生徒たちにとって身体的な負担だけではなく、精神的な負担も大きい行事です。しかし、生徒たちは、トラブルなく農業体験学習を終えることができました。日頃の学園生活で学んでいるソーシャル・スキルを見事に実践してくれたと担任として思います。

中学部　河邉