個別の指導計画について

2012年12月8日

個別の指導計画とは、児童生徒一人ひとりの
障害の状況などに応じたきめ細やかな指導が行
えるよう、学校における教育課程や指導計画、
個別の教育支援計画などを踏まえ、より具体的
に児童生徒一人ひとりのニーズに対応して、
指導目標や指導内容・方法を盛り込んだもの、
と言われています。
 ここで、「個別の教育支援計画」とは、
児童・生徒を長期にわたって支援する視点から、
教育、医療、福祉などの関係者らや保護者らが、
児童・生徒の情報を共有化し、教育的支援の目標や内容、
関係者間での役割分担などについて計画を立てるものをいいます。
一方、「個別の支援計画」とは、一人ひとりの児童・生徒に対して、
効果的な指導を行うために、
教科や領域ごとに具体的な
指導目標、内容、方法などを示したものをいいます。
 
個別の指導計画の役割としては、
①一人ひとりの状態に応じたきめ細やかな指導が行えること 
②関係者が情報を共有化できること 
③子どもの目指す姿が明らかになること 
④定期的に評価を行うことで、
より適切な指導への改善につながること、などがあげられます。
実際に指導計画を立てる際は、
児童生徒の現在の状況や児童生徒や保護者のニーズなど、
あらゆる角度から情報を集め、アセスメントを行なうことが必要になります。
そのアセスメントを基に、
何を目標にしたいか、目指したいかについての方向性を立て、
その目標を達成するための具体的な計画を練っていきます。
計画に沿って指導を行っていく中で、
目標の妥当性や課題の内容は適切であるか、
支援の内容は適切であるかなどについて評価を行ない、
必要に応じて計画を見直していきます。そうすることで、
より効果的な指導計画が作成されていくことになります。
 アセスメントから計画→指導→評価、
そしてまたアセスメントへ…といった一連のサイクルをなしていくことで、
より充実した支援が可能になっていくのです。
高等部通信 11月号より
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