大学部:藤まつりの報告

2023年5月3日

4月23日日曜日、春日部藤まつりが盛大に催されました。春日部駅西口から真っ直ぐ延びる大通りは「ふじ通り」と呼ばれ、藤棚が延々と連なっています。毎年桜の季節が終わると、今度は藤が見事な花を咲かせ、通り沿いに建つ学園の窓からもその様子が眺められるのですが、このふじ通りで年に一度開かれるのが藤まつりです。コロナ禍の間は見送られていましたが、今回実に4年ぶりに開催される運びとなりました。自然学園も以前は模擬店を出して飲食物の販売をしており、今回も参加させていただくことに。
大学部が提供したメニューは「ワッフルアイス」。温かいワッフルの上に冷たいアイスクリームを乗せ、チョコかキャラメルソースのどちらかを選んでかけるスタイルとしました。出来上がりには自信があったものの、果たして目標とした完売が達成できるのか、大きな失敗をしてしまわないか、期待と不安が入り混じる中、お祭りがスタート。実際には、お昼が近づくにつれ徐々に注文が増え、ピーク時にはワッフルの用意が間に合わず、お客様を少々お待たせしてしまう場面もありました。コロナによる中止が長く続いたため、生徒の中にも藤まつりを体験したことのある者はほとんどおらず、特に新入生はまだ学校生活に慣れるのに一生懸命な中、がむしゃらに仕事に取り組んでいました。マルチタスクが苦手な生徒の特性を考慮し、作業工程をできるだけ細分化して分担し、1人1人の作業ができるだけシンプルになるように配慮しました。結果、どうにか忙しい時間帯も乗り切ることができ、終了時間間際には用意した数を完売することができました。生徒たちも、自分たちの手で作ったもので対価をもらい、お客様に喜んでもらうという、日常では得難い経験をし、満足げな表情を浮かべていました。この経験を通じて、まだスタートしたばかりのクラスにも、少しチームとしての連帯感が芽生え始めたなら良いなと、担任としては思うのでした。

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