小中学生の不登校増加に関するマスコミ報道についての考察

2014年12月10日

9月に埼玉県の教育委員会が主催とする
不登校相談会が、開催され、
自然学園も相談会に参加しました。
不登校を経験している
子どもたちの居場所として、
学校以外で通学できる可能性がある
フリースクールや、
休みがちな生徒でも学習ができる形態の
通信制高校や技能連携校、
公立のパレットスクールと言われている、
新しいタイプの単位制の定時制高校など、
多くの学校が参加していました。
今回のように
大勢の人たちが集まった相談会の記憶は
過去にありませんでした。
これは、30日以上学校に欠席している
不登校の子どもたちが増加していることの
表れだと思います。
不登校の問題は、平成12年にピークを迎え、
その後わずかに減少したものの、
停滞状況が続き、
平成19年には、
再び増加の傾向を示していました。
文部科学省が8月7日に発表した
学校基本調査で、
2013年度に年間30日以上欠席した
不登校の小中学生は計11万9617人で、
前年度より約7000人増加し、
同調査で不登校の小中学生が増加したのは
平成19年以来6年ぶりだそうです。
不登校の小学生は2万4175人で
前年度よりも2932人増加。
全児童に占める不登校の割合も、
0.36%で、同0.05ポイント増え、
過去最高水準となりました。
近年著しい増加傾向を見せていましたが、
小学校の不登校の急増は
深刻な問題になっています。
不登校の中学生は9万5181人で、
前年度比3932人増加。
全体に占める割合は
2.69%で同0.12ポイント増え、
37人に1人が不登校という計算で、
なんとクラスに1人以上は
不登校生がいることになります。
      『高等部通信 11月号』
       学園長コラム~可能性の扉~ より抜粋
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