思春期外来にかかる不登校生徒の状況について②

2014年12月8日

特性に合わせて環境を変えること、
本人に対して
ソーシャルスキルトレーニングを実施していくことで、
自分らしくいられる場所を作っていくことが
重要だと感じます。
二次障害が生じている場合や、
感情や衝動性の調整を目的として
服薬が必要となることもあります。
しかし、これらの重要性・必要性が意識されず
本人の努力不足や単なる思春期の悩み、
反抗期の問題として捉えられると
適切な対応が遅れることが危惧されます。
多くのお子さんは、
服薬や心理療法、
転校を含む環境調整を経て
学校生活に戻っていくことができます。
むやみに学校復帰を焦るのではなく、
精神的な不調があった場合も、
発達障害などの特性があった場合も、
自分の心の動きや性格、
特性と向き合い、
自分に合った生活スタイルや
コミュニケーションのあり方を
検討していくことが
重要なのではないかと思います。
      臨床心理士 N
      『バンブーだより11月号』
       学園長コラム~可能性のとびら~ より抜粋
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