発達障害の子どもたちの進路⑤

2014年4月19日

次に、
高等学校における
特別支援教育の実状、
自然学園中学部、
バンブー教室の
高等学校の受験生から見た
入試の実状や
入学後の生徒対応も含めた
入学していい学校、
悪い学校について
実例も含めたお話を
なるべく分かりやすく
させていただきます。
実際に
高等学校を選ぶ場合に、
上記に4つの項目に配慮した上で、
選考方法と学校のシステムが、
生徒一人ひとりの特性や
つまずきに
適合することができるか否かが、
学校選びの基本になります。
選考方法とは、
学力試験や書類選考の条件として
出席日数等、調査書が
どれだけ選考基準に
考慮させるかどうかが
ポイントになると思います。
試験の内容も
重要になります。
そのような視点からいえば、
通信制高校などは
学力や書類選考を重視しない
学校が多いようです。
技能連携校や
サポート校も同様です。
学校のシステムとは、
都立足立東高校のように
単位制の特徴を持った
エンカレッジスクールと
言われている高等学校や、
都立桐ヶ丘高校や
県立戸田翔陽高校、
県立吹上秋桜高校、
県立栗橋北彩高校など
チャレンジスクール、
トライネットスクールと
言われているような
中間定時制の学校で、
ユニークな選択授業が
自分で選ぶことができ、
少人数のきめ細やかな指導が
他の公立高校より
充実したシステムを
採用しているなど、
さまざまなスタイルを持った
学校があり、
不登校を経験した
子どもたちでも
無理せずに
通いやすい高校学校が
ここ数年
さらに増えている
傾向があります。
しかし、
ほとんどが
実績のない
新しい高等学校なので、
学校の理念や
教員の特別支援に対する理解、
実際に実施している
支援内容を
お子様に当てはめて、
入学した際に
通える学校かどうかを
判断する必要があります。
そして実際に、
学校に足を運んで
子ども本人が
校風や在籍生徒を見たうえで、
納得できる進路を
選択することが
基本になります。
特別支援教育が始まった
平成17年から、
その対象になっていた
発達障害がある子どもたちとは、
知的障害がない
子どもたちであると
されていました。
そうであるならば、
療育手帳の取得が
できない子どもたちが、
多数を占めることになります。
したがって、
特別支援教育導入以降であっても
特別支援学校の入学は、
養護学校であった時代同様
難しいことが現状だと思います。
そうであるならば、
特別支援教育の対象となる
発達障害がある子どもたちは、
高等学校に
進学せざる得ないことが
現状だと思います。
     『バンブーだより2月号』より抜粋
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