節分

2010年2月3日

節 分
日本では2月4日が春のはじまりの意味で立春とされています。
節分は季節のはじまりの前日という意味ですが
立春が春のはじまりとされているので
2月3日を節分としているようです。
昔は立春から1年が始まったので
大晦日にあたる日の節分に豆を煎り、
自分の年齢よりも1つ多く豆を食べることで
新しい年に風邪をひかない丈夫な体でいられるといわれます。
(現在は、新しい年が明けてから節分を迎えますので
 自分の年齢と同じ数だけ豆を食べます。)
豆まきは室町時代からはじまり江戸時代に厄払いの行事として
家庭にまで伝わったとされています。
鬼に豆をまくことで邪気を祓い無病息災を祈願します。
豆は摩滅(まめ)に通じて「魔=鬼を退治する」とのことです。
また豆は鬼自体の意味を持っています。
ですから「鬼は外」と外にまき、「福は内」と内に豆まきをするようです。
厄には災い、苦しみ、災難、不幸という意味があります。
厄といっても、ある日突然大きな災いにみまわれるわけではなく、
私たちの日常には、大なり小なり良くないこともあります。
そうして毎日少しずつ溜まっていく厄(日常厄)を、
折りにふれこまめに祓ったり、節目のときに祓ったりしているとのことです。
人間が生きていくということは毎日何かしらいやなことがあります。
成功があれば失敗が必ずあります。
楽しいことがあれば悲しいことがあります。
『厄を祓って1年のはじまりを新たな気持ちで迎える』
「日本には昔からなんてすばらしい慣習があるのだろう!!」
ってみなさんは思いませんか?
2月1日からは中学入試がはじまりました。
合格した人もいれば合格できなかった人もいるでしょう。
でも、不合格はすべての終わりではありません。
不合格になった人はまた、つぎの機会にがんばればいいのです。
節分をきっかけにまた明日から出直しましょう。
日本にはこんなにすばらしい慣習があるのです。
人生の勝負はまだまだこれからです。
学園長

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