高等部の進路指導について

2012年9月1日

進路指導に関しても多様なサポートが求められます。
高校卒業資格取得はあくまでの卒業後の進路に向けての
多様的な価値がある一つの有効のツールにしかすぎません。
特別支援学校への進路選択が子どもたちの能力において
もっとも適した選択なら仕方ありません。
しかし、担任など一番身近にいる指導者に、
子どもが認知的なつまずきにより通常学級に
ついていけないことを理解されなかった場合、
子どもたちは行動面でのつまずきがより露呈するようになります。
このような二次的なつまずきが重なって周囲との関係が悪化し、
摩擦が生じるケースが多くなります。
その場合、通常学級に居づらくなり、
支援学級を選択する子どもたちも少なくありません。
そのような子どもたちは、
適切な支援を受ければ学習についていけるのに、
現状に甘んじてしまい、
学習に遅れが出てしまうのは、
非常に残念でもったいないことだと思うのです。
つまずきの凸凹は、凸の能力を伸ばしていくことで、
凹んだ困難さを補って補完していくという考え方は、
特別支援教育としては、至極普通の考え方です。
その思いに沿って進路を考えるならば、高校卒業資格を利用して、
なるべく本人の持っている本来の能力出し切れる
職場環境を選択できるようにするためのステップとしての
進路として進めていきたいという思いがあります。
大学に進学し、将来の就労に結び付く
専門教育を受けることも選択肢の一つだと思います。
または、療育手帳や精神保健福祉手帳などを必要とした
特例子会社への入社を考えていくことも選択肢の一つです。
その際も高校卒業資格やPCスキルは
就労のための有利な条件になるはずです。
今現在特例子会社側が最も採用したい人材の条件の一つともいえるでしょう。
このように、ひとり一人の子供たちの生まれ備わった能力を最大限生かし、
その能力を必要としている社会環境とマッチングさせていくことが、
彼らに対する最終的な支援目標であると自然学園は考えています。
このような教育理念のもと、自然学園高等部は、
いままでにないインクルージョン教育を目標に掲げ、
子どもたちの社会的な自立を目指しながら、
独自の教育支援をすすめる新しい高等学校なのです。
~高等部通信8月号 学園長コラム(可能性の扉)より一部抜粋~
自然学園 学園長
小林 浩
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