WISC-IVの活用の仕方(2)

2014年10月17日

ではなぜ、検査を行うのでしょうか。
因果関係を考えると、
原因(があり)→問題(が生じ)→支援(が必要となる)
という流れになりますが、
検査実施が生じる経緯はこれとは違います。
問題は日頃、
保護者様や本人が
「うまくいかない」と感じるものであり、
すでに明らかな事です。
問題が感じられるからこそ、
WISC-IVを実施するという話が出てきます。
つまり検査実施は、
問題(が生じ)→原因(を明らかにして)→支援(を見出す)
という流れの中であるということです。
このため、
起こっている問題が同じでも
原因が異なれば支援の在り方は変わります。
よって、原因を知って、
問題に対する適切な支援を探るために、
WISC-IVを実施するのだと言えます。
多種多様な原因―問題-支援の結びつきを
全て説明することはできませんが、
一つの目安として、
79以下の数値であった場合は
その子が持っている力にあわせた
特別支援や個別指導が効果的だと言われます。
対して80以上の力がある場合は、
得意な領域や方法を本人が自覚し、
苦手な部分を補うために
本人が意欲と努力を持って
それを活用していくことが大事になります。
WISC-IVを受ける機会がありましたら、
問題の原因の理解と
適切な支援を見出すためのツールの一つとして、
ぜひ活用してみてください。
参考:大六一志(2014)
「日本版WISC-IVの解釈と支援」
埼玉県臨床心理士会 平成26年度大会
  『バンブーだより9月号
          学園長コラム ~可能性の扉~』より抜粋
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