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進路指導

 令和3年1月の中央教育審議会答申において提言された普通教育を主とする学科の弾力化や(普通科)改革や教科等の横断的な学習が「新時代に対応した高等学校改革推進事業」によって令和4年から実施されています。これは生徒個々にあった進路選択や興味のあることに取り組み、その生徒の特性を生かした才能を育成することも視野に入れているのです。高校からの進路はなにも大学進学だけが進路ではないはずです。

 自然学園が対象にする生徒の特性としてこだわりや興味に偏りがあります。その特性を生かしながら研究を進めることや興味があることにつながる資格を取得することは、彼らの可能性を広げることにつながるでしょう。一般入試以外に指定校推薦や総合選抜での大学進学は通信制高校からの大学進学の大きな選択肢です。将来の仕事に対しての明確なビジョンがある人は専門学校の進学も可能性を広げる選択肢になるでしょう。

 そして自然学園高等部の進路指導の特色としては一般就労に対する実績があげられます。自然学園高等部の通常コースは高校卒業後の就職を目指している生徒の進路も積極的に応援しています。2005年の発達障害者支援法の導入によって医療機関での診断があれば精神障害者保健福祉手帳の取得が可能になりました。障害者雇用促進法による法定雇用がカウントされるようになったのが2006年からで2018年には精神障害者が法定雇用率の算定の基準に加わり精神障害者の「雇用の義務化」が始まりました。毎年の障害者雇用の就労率でその大半を占めるのは発達障害がある精神障害者です。そして大手企業が法定雇用率の上昇に伴い、一般就労での雇用を積極的にするようになっています。1学年から企業への体験実習が可能で、採用に際して大きな実績をもたらしています。官公庁への採用実績も豊富です。また小売業、倉庫業務、介護など企業への普通就労も多くの実績があります。