バンブーだより 6月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-7
2024年7月13日
7,たけのこコース
自然学園では従来「たけのこコース」として設定していた2歳、3歳、4歳、5歳の子どもたちのコースを保護者の方々のニーズや対象になる子どもたちの発達の段階を考えた最も有効で、保護者の方々がご利用しやすいコースとしてリニューアルして夏期講習からお届けしたいと思っています。この時期の発達の遅れがあるお子様はそれぞれの発達段階で遅れがお子様によって違います。もし検診その他で、発語の遅れや歩行の遅れで発達の遅れに指摘を受けて自閉傾向の疑いをご指摘されたお子様がいると思います。お子様のよっては自閉傾向と知的なつまずきが重なっているケースや自閉傾向とADHD傾向のつまずきが重なっているケースなどできないことや保育園や幼稚園などで見られる集団での不適応さや問題行動がそれぞれ違っていてその原因も当然違います。上記以外にも愛着の問題から起因する情緒の不安定さや問題行動が考えられるケースも多くみられます。そのため今回のたけのこコースは年齢の区切りよりご面談でのアセスメントからお子様の困り感に合わせた療育内容をご提示させていただく予定です。
そのようなことで今年度のたけのこコースは2歳からたけのこコースを夏期講習で実施します。
たけのこコースは、従来のゲーム・あそび、音楽やリズム・運動を取り入れながらコミュニケーション力を養うプレイルームクラスと言語の発達を支援することで感情や他者との関わり、コミュニケーションに結び付くスキルを育むことばの学習クラスと発語の遅れを支援する発語トライアルクラスがあります。
(たけのこ発語トライアルクラス)
今年度は新たに発語トライアルクラスを設けました。発達障害が疑われるお子様で発語の遅れが気になるお子様は聴覚障害や発声に関係する口や唇などの形態的な問題や知的な遅れに伴う神経疾患が起因していないケースのお子様が多くいると思います。このようなお子様の場合は感覚、運動機能や情緒などがゆっくり発達していると考えられるので遊びなどのコミュニケーションを通して、他者とのかかわりなどの刺激を経験する機会を増やし、行動することで少しずつの成長を促し、発語の繋がるまでのインプットの情報を受け取るトレーニングを行うことを目標にしているクラスです。
(たけのこスタンダートクラス)
従来のたけのこコースを年少と年中・年長に分け、3歳のお子様を年長コースとしました。言葉の獲得や言語性の向上に結び付くトレーニングや文字が書けるようになるためのトレーニング、数の概念を理解できるようにするためのトレーニングを取り入れた年少のお子様の新クラスがたけのこ年少クラスです。
(たけのこ総合学習クラス・のびのび感覚学習クラス)・・たけのこ総合学習クラスは、小学校の授業の準備を兼ね備えた「読む・書く・計算する」学習の基礎となる認知の偏りをすくなくするための学習トレーニングコースです。
(プレイルーム感覚統合学習クラス)
プレイルーム感覚統合学習クラスは、それぞれの子どもたちの認知の特性や個性、かたよりがある興味に焦点を当てながら、ゲーム・あそび、音楽やリズム・運動を取り入れることで体幹や感覚統合、バランス感覚を強化してお友達と体を動かす遊びを通じてコミュニケーションが取れる力を養います。