バンブー教室:バンブーだより3月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-5
2025年4月8日
自然学園がめざす問題行動に対する支援
自然学園バンブー教室では、保護者の皆さんとご一緒に彼らの特性を理解して、どのように対応したら保護者との相互関係が育まれ、自尊感情が育まれるかをソーシャル・スキル・トレーニングから学んでいただき、問題行動を少なくさせながら人と繋がることやコミュニケーションを育てていきたいと考えています。また体育や感覚統合の授業では不器用さや粗大運動の苦手さを克服し、できることを増やしていくアプローチを実践しています。
自然学園バンブー教室は認知のつまずきに起因した、読む・書く・聞く・話す・計算推論のいずれかの苦手さに対応した学習方法で「できた」「解けた」「書けた」「覚えられた」の学習における達成感をなるべく増やし、クラスでの他者へのコンプレックスや疎外感を感じることが少なくなり、学校のクラスが居場所となる精神的なアプローチを目指しています。
春期講習「SSTクラス」
バンブー教室で実施しているSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の授業の目的は、社会に参加するために必要とされる人とのかかわり方やルールを学び、コミュニケーションスキルを向上させていくことにあります。将来、お子様が働く上でも必要とされる重要なスキルがソーシャルスキルです。そして有益なSSTをすすめるためには一人ひとりにお子様の特性を理解することが必要になってきます。家庭での理解も大切な要素になります。バンブー教室の春期講習で実施するSSTクラス(ソーシャルスキルトレーニングクラス)は、保護者にお子様の特性を理解してもらい、より良い行動を多くするための適切な対応を理解していただくことも大切にしています。
バンブー教室のSSTは、お子様が日常生活の息苦しさを解消して、好ましくない、相手に受け入れてもらえない行動や振る舞いを、少しでも好ましい行動に改善していくための講座になります。保育園や幼稚園、または小学校で「言葉でうまく気持ちを伝えられないことから、人に手を上げてしまう」、「落ち着きがなく、黙って先生の話が聞けない」、「順番が守れず、割り込みをしてしまう」など集団におけるトラブルが多く、先生方に毎日のように呼び出しを受けてお悩みになっている保護者がとても多いと思います。お子様が保育園や幼稚園、小学校で直面している「乱暴な言葉が多い」、「暴力をふるうことがある」、「じっとしていられない」、「上手に人の話が聞けない」、「順番を待てない」、「勝ち負けなどこだわりが強い」、「人まねができない」、「お友達と遊べない」、「遊びの仲間に入れない」、「人に謝れない」、「言葉がでない」等の行動に対して、人や社会に受け入れられる行動を具体的に身に付けるためのソーシャルスキル(SST)クラスを、春期講習でも小学生、中学生を対象に実施します。
(※コラムに掲載されたものを一部抜粋しております。)