バンブー教室:バンブーだより4月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-4

2026年4月23日

4,バンブー教室のニーズ(教育目標)

バンブー教室は、2歳からの幼児から未就学の保育園,幼稚園に通園しているお子様、小学生、中学生、高校生の児童・生徒をお預かりしている発達支援教室です。

未就学の幼児のニーズとしてはことばの遅れの改善やお友だちと遊べない、一斉の指示が入らない、不注意、衝動性から生じる加害などASDやADHDなどの診断をすでに医療機関から受けているお子様も含みそこから生じる問題行動の改善など病院などでも機会が限られている療育的な取り組みや行動改善に繋がるSSTおよび運動療法などの取り組みをしています。また小学校の入学を視野に入れた認知のつまずきを配慮した学習スキルの確立に繋がるトレーニングも実施しています。

小学生のお子様のニーズとして通常級や支援学級にご在籍している児童は、認知発達の凸凹から視空間的ワーキングメモリや言語的ワーキングメモリの弱さから、漢字が書けない、特殊音節が聞き取れない、識字が苦手,文章が読めない、などの「書く」「読む」のスキルに凸凹の偏りが生じているケースが多く見られます。また算数障害などのつまずきから数処理や数概念の感覚が弱く算数が極端に苦手なお子様も少なくないです。そのようなお子様を対象にした学習支援および通常級に在籍の児童の場合は、学年相応の学習についていける学習支援なども大きなニーズになります。最近では中学入試を目標にした受験指導もニーズとして多くなっています。

中学生のニーズとしてはやはり卒業後に高校進学が控えていることです。特別支援教育を必要としている通常級にいながら通級を利用している8.8%の小中学生だけではなく、境界知能といわれるグレーゾーンの中学生も対象になるでしょう。また情緒級に在籍しているADHDやLDまたは知的な遅れがないASDのお子様は高校進学を考えているでしょう。軽度の知的な遅れがある生徒も高校進学を考えている生徒は少なくありません。特別支援学級は交流級の制度があり通常級の授業を受けられますが、受験に関係する主要教科のほとんどは特別支援学級の授業を受けていることが現状だと思います。中学校ごとに授業の進度やカリキュラムはまちまちですが進んでいる支援学級でも中1ぐらいの内容でほとんどは小学校高学年ぐらいの内容を習っていることが現状です。そうだとすると中学校3年生の学力を試される高校入試問題には対応できる生徒は少なくなります。

また知的に高く通常級の授業についていくことができるお子様も少なくありません。クラスの成績も中から上位に位置しているお子様も非常に多くいます。今年から公立の入試問題が改訂されるとの発表がありましたが、例えば言語的なワーキングメモリが弱いお子様は文章の読解や作文だけが苦手なお子様もいます。また算数障害があって複雑な応用問題、文章題、図形などの問題が苦手なお子様もいます。これはWISCⅤなどの知能検査でのみられる認知発達の偏りから生じている課題なので、流動性推理や視空間などの下位検査の指数などでもわかる視空間や言語のワーキングメモリの問題が起因しているのでその苦手さを課題としたトレーニングを学習に取り入れる必要があります。一般の進学塾ではそこまでは手が回りません。レベルの高い受験校を考えている生徒は1教科の欠点が致命傷になります。このようなお子様の受験指導もバンブー教室のニーズになります。また受験を考えた場合に内申点を確保しなければなりません。そのためには教科書ワークなどの提出課題と中間・期末テストの平均点に近い得点を確保しなければなりません。そのための対策もバンブー教室のニーズになります。

また特別支援学校の職業科や分校の受験を考えている人や特別支援学校の現在在籍している高等部の人たちは、企業実習がうまくいかず困っている生徒が意外と少なくありません。バンブー教室ではそのような生徒のために「ワーク・キャリア」コースを開設しています。認知や不注意性や不器用性は特別支援学校の職業科、単独校の入試でも作業実技考査でも苦手さとして露呈してしいその焦りからくる緊張の強さから作業が手につかなくなってしまった発達障害傾向があるお子様の相談を幾度となくお聞きしたことがあります。

口頭からの指示だけで作業を遂行することや指示書だけを頼りに業務を遂行することは、ワーキング・メモリに問題のあるお子様方は苦手です。このような認知の偏りを試されることが作業実技検査であるならば、軽度の知的障害があり、知的なつまずきより認知や感覚統合に問題がある、言語的な短期記憶や処理、視空間領域での短期記憶や処理に苦手さのあるお子様や手先の不器用さがあり微細運動が苦手なお子様や体全体を使うような粗大運動が苦手なお子様などいずれかの苦手さがあるお子様は提示された作業課題に対して大きくハンデを負うことになります。

最近の企業が軽度知的障害者や発達障害者に求める仕事の傾向としては、認知や不器用性のつまずきに対しては構造化を徹底し、できるだけ手順を簡略化、パターン化して、ルーチンの手順を理解すれば、正確に仕事を遂行し、集中力や持続力が高い人たちの雇用を積極的に進めている企業が少しずつ多くなっているようです。具体的な仕事としては名簿作成、PCデータ入力、発送業務、資料作成、スキャン業務、ファイル整理、仕分け、校正、DM郵送、コピー、シュレッダー、袋詰め、のり付け、宛名書き、押印、名刺作成、パンフレット作成、社内便等の事務作業などです。「数える」「折る」「封入する」などの能力が求められる軽作業業務でも目と手の協応や感覚統合の訓練を重ね、事前に作業工程を理解し、可視化されたプログラムに従い、作業確認を絶えずしながらの作業ならば、先の見通しながら落ち着いて目の前の業務に取り組み、継時的な業務処理がゆっとりをもって行える能力が備わっていると私は考えています。

やるべき手順ややり方、こなさなければいけない分量などが明確になっていれば、不安が少なくなり人並み以上の集中力で正確に仕事が消化できる人たちが多いのです。人付き合いが苦手で、言葉の巧みさを持ち合わせてない人でも事務処理や入力作業などは、業務を限定し作業工程を一律にマニュアル化することで、先の見通しがつくようになり、次の作業が図れるようになる人が多いのです。バンブー教室のワークキャリアコース(ステップーワーククラス、マスターワーククラス)はそのための基礎力を育むクラスです。就労に対しての対策もバンブー教室の重要なニーズになります。

バンブー教室自分の欠点を把握させることからはじまり、認知の偏りの対策としてメモや確認作業を徹底させ、トラブルの報告、困ったときの相談がスムーズにできるようなグループワークを重視して職場に適応できるためのスキルを教えています。認知の苦手さを克服できる作業訓練や指示の受け方やビジネスマナー、グループワークなどが以上に相当する授業になります。また人との関わりが苦手で、相手の立場に立って人の気持ちを考えられない特性を持ち合わせているは、コミュニケーションスキル、ソーシャルスキル・トレーニング(SST)などの授業があり、まわりの人たちとうまくつきあうための実践スキルを養成する講座になります。このような学校でのトラブルや問題行動に対する軽減もバンブー教室を利用するニーズの1つです。

 

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