バンブー教室:バンブーだより5月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-3

2026年5月19日

3、五月病について

今まで学校生活の中で、不安による情緒混乱が生じて、不登校を経験したことがある生徒や二次的な障害等が生じて通院したことがある。または、薬を服用しているお子様方が新しい環境に適応できず、ストレスが過剰になり、連休明けから学校に登校できなくなる状況は、先ほどお話した春先に不安定になる要因の多さを考えると、容易に予測できます。そうでなくても5月は、気持ちが不安定になりやすい時期で「五月病」という言葉が一般的になっているくらいです。

一般的な「五月病」というと新入社員のサラリーマンや大学生の新入生などに見られる新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状を指していました。ゴールデンウイーク明け頃から、毎日の生活にやる気をなくしてしまう状態が続くことで、医学的には適応障害や気分障害、鬱(うつ)と診断される症状です。最近は、中学生、高校生ばかりではなく小学生、幼児への低年齢化が進んでいるようです。バンブー教室の子どもたちの場合、発達のつまずきが起因して、元来、二次障害と言われる精神的な不安定さや不登校などの問題行動が伴いやすい特色があります。

症状としては、いらいらすることが多くなったり、学校に行くことが億劫になったりすることがあります。「不安」「焦り」「憂鬱さ」が強く感じるようになることもその一つです。

朝、なかなか起きることができない、夜眠れない、食欲がない、頭痛、めまいなどを頻繁に訴えるようになったら要注意です。タイプ的に言うと真面目で完璧主義的な性格で、自分で早く環境に適応したいと頑張る気持ちが強い人ほど、期待していた新生活のギャップに落ち込んだり、必要以上に頑張りすぎたりして、モチベーションが継続できなくなる傾向にあるようです。そうならば、中学校で特に発達のつまずきがあるお子様におこりやすい『中1ギャップ』と一般に言われてきたつまずきは、「五月病」と同じ状況だと考え、慎重に対応していく必要があると思っています。また、同じような状況は、中学生に限らず高校生や小学生にも起こり得ることだと意識しておくことも重要です。

学年が進級し、勉強を頑張ろうと思って必要以上にやる気になっている生徒や始業式に対面した新しい担任の先生に変わったことで不安感を感じて、未だに緊張状態が継続している生徒がバンブー教室の生徒の中にもいらっしゃるのではないでしょうか。特に、中学生の新入生は、初めての学力試験を前にして、相当緊張している子どもたちが多いと思います。

バンブー教室に通っている子どもたちは、勉強が苦手だと意識している人たちが大半を占めているでしょう。そして「テスト」「試験」と名がつくものが、小学校低学年の時からとにかく大嫌いで、人と比べられたり、叱られたりした苦い思い出がトラウマ的になっている人なら尚更です。以上の理由から5月は、子どもたちの不安が非常に高まっていることが容易に考えられるので、GWの学校再開後も油断すると、お子様の気持ちの不安定さを見逃し、不登校になることも十分に考えられる時期なのです。

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