バンブー教室:バンブーだより5月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-5

2026年5月21日

5、バンブー教室進路説明会について・・・『不登校や特別支援を必要としている子どもたちの高校進学』

前回お話ししたように、文科省が出した統計によると発達障害がある子どもを対象にした2006年の調査では、全国で7,000人だった数が2019年の統計では70,000人になり、2020年では90,000人を超えており、統計の数だけで言うと14年間で14倍にも増加しています。少子化で子どもの数の減少に対して、反比例しているように増え続けています。

通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある児童生徒について、実態や支援状況を明らかにするため、文部科学省は2022年1~2月、調査を実施し、全国の公立小中高校から対象校を抽出して分析した結果が2022年12月に公表されました。その調査によると、小中学校の通常学級に在籍する子どものうち、8.8%が「学習面又は行動面で著しい困難を示す」ということが明らかになりました。「知的発達に遅れはないものの学習または行動面で著しい困難」を示し、注意欠陥多動性障害(ADHD)など発達障害の可能性があると推定された小中学生は8.8%で、2006年の前回調査(6.5%)よりこちらも増加しています。

自然学園のバンブー教室や中学部では、特別支援学級のお子様が多く在籍しています。通信制高校の技能連携施設に認定されている自然学園高等部でも、支援級に在籍していた生徒の割合が多くなっています。

ここ数年、通常級から特別支援学級に転籍した生徒が増えていると言われています。特に小学校3年生ぐらいから支援学級に転籍するケースが増えていると報じられています。ADHDの生徒が2009年には、4,013名から24,709名で10年間に6倍であり、LDの生徒が、2009年の4,726人から2019年の22,389名で10年間に5倍、ASDの生徒が、2009年の8,064名から2019年の25,635人と10年間に3倍にも増加しています。

2019年の通級に通っている児童生徒が134,185名で、発達障害児童(ADHD・LD・ASD)は72,733名で通級に通う児童生徒全体の54%にあたります。ADHDやLDは、知的には定型発達の診断の基準として考えられることから、そのほとんどは高校進学が進路になるでしょう。

特別支援学級でさえも、情緒クラスはADHDやLD 、知的なレベルが高いアスペルガー傾向のお子様もASDとして在籍していると考えられるので、高校への進学を進路としているでしょう。通常級で8.8%に相当する発達障害がある子どもたちで、通級を利用している子どもも高校への進路を選ぶことになるでしょう。

6月20日(土)に自然学園バンブー教室が主催する進路説明会『不登校や特別支援を必要としている子どもたちの高校進学』を今年も実施します。

現在、特別支援教育を必要としていて、中学生の進路選択でお悩みになっている保護者の皆さんが多いと思います。特別支援学級に籍を置いている生徒の皆さん中には、特別支援学校の進学だけではなく、高等学校の進学をお考えになっている人たちが多くなってきました。高校卒業後の進路を考えたときに、就労実績の豊富な特別支援学校職業科単独校の受験を考えている人もいると思います。一方で情緒級や通常級の在籍で、通級などを利用されているお子様方は、療育手帳が更新されないケースや精神保健福祉手帳しか取得できないケースが多いので高校進学を考えなければいけない状況に置かれているお子様も少なくないでしょう。

では、そのような状況にある彼らでも進学できる高校があるのか。あるとするとどのような高校なのか。入学できる条件はあるのか。入試はあるのかなどお知りになりたい情報が多いのではないでしょうか。

自然学園では、早くから高等学校における特別支援教育の導入をめざし、発達障害者を積極的に受け入れている特例子会社をはじめとした企業との連携を図り、障害者就労枠での就職も進路の選択肢に含め、進路指導をすすめています。

今回の進路説明会では、高等学校での特別支援教育の実状と発達障害がある子どもたちの高校進学の現状および、発達のつまずきがあるお子様が選ぶべき進路について、最近の進路実績を交えながら、ご説明をさせていただきます。

当日お越しいただいた方には、個別の面談もさせていただきます。お子様の進路に関してのご相談やご質問等も個別でゆっくりとお伺いいたします。

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