バンブー教室:バンブーだより6月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-7
2026年6月15日
7,算数・数学の文章題が苦手な人のための文章題克服講座「文章題ステップアップクラス」
高学年になればなるほど手が付けられなくなるものが文章題です。算数・数学の文章題はLDの領域である「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算・推論」の推論にあたるものです。文章問題のつまずきは、上記に示した語彙が少ないなどの国語力に起因する文章が読める問題と数概念の欠如から生じる数のイメージの困難さが原因です。
問題を解くためのプロセスでいうと算数における「統合過程」におけるつまずきがあります。統合課程とは、問題文に書かれた言葉や数量の関係(「増える」「減る」「ちがい」「あわせる」「~倍」)などを読み解き、どの計算を使えばよいか(たし算、ひき算、かけ算、わり算など)を使えばよいかと言う数量関係の構造を頭の中で構築するプロセスです。
これは、算数における思考のプロセスで問題解決における重要なステップであり、お子様が文章題を解くときに最もつまずきやすい段階です。問題を解く際に視覚的なイメージの「変換」ができると、次に解法のカギとなる異なる複数の事柄の共通する観点を見つけ出し「統合」する過程に移行します。最終的な立式に結び付く「プランニング過程」から立式を考える「実行」過程になるのです。
その中でも「統合過程」が非常に重要で数処理、数概念のもとづくイメージ変換の処理が推論の能力として必要とされ、このことをいかに彼らのつまずきに応じて支援するかが算数、数学の指導のポイントになります。それには、解法までの行程における困難さの克服がポイントになります。そのためには、その困難さに対する具体的な支援を個々のつまずきを把握して、算数的アプローチを段階的に踏まえて進めていく必要があります。
先ほど、WISC—Vの流動性推理の能力を説明しましたが、これこそが文章題などを考える際に最も必要とする能力でもあるのです。ワーキングメモリや同時処理、数の概念などの関連性も含め算数の文章問題ができない人たちの理由は先に述べさせていただきました。そして、その支援方法を説明しました。文章題で書かれた文を読んで言語的な世界をイメージの世界に置き換える処理が、数字や記号、文章に記された対象物などを理論的に操作して、具体的な数式に置き換える感覚を支援するためには、イラストや絵や写真、表やグラフなどに言語的、視覚的手がかりを加えたワークシートでイメージ変換の処理を支援し、ワーキングメモリの弱さからくる負担から解放させてあげることが文章題を解けるようにするバンブー教室の取り組みです。このようなコースで文章題の苦手さを克服する講座が文章題ステップアップクラスになります。
学校教育における多くのお子様の学習無気力のきっかけは、算数のつまずきが起因している印象を持っています。お子様方の見えないつまずきを明確にしながら、的確な支援を実践する指導がバンブー教室の特徴です。できないことは、生まれつきでも、頭が悪いのでもありません。ぜひ夏休みにこの講座を受けて今までの自分自身の心の中にある苦手意識を払拭してください。まず行動することが始まりです。





