バンブー教室:バンブーだより7月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-3

2026年7月12日

3,WISC-Ⅴの検査の指数から読み取れる認知機能の凸凹が教科や学習課題の苦手さにつながっている具体的な事例について

小学校の先生が教える漢字学習は、書き順から教える継次処理的な学習方法を採用しているので書き順に沿って書くことで段階的に漢字の暗記に繋がります。何度か書くことによって記憶に定着し、熟語とともに言葉の種類が増えていきます。一般には通常クラスの8割のお子様は、このような勉強の仕方で漢字を覚えることが可能です。

しかし、残り2割のお子様は、この継次処理的な学習方法を補うために言語的な手がかりや視覚的な手がかりを必要としています。特別支援が必要なLD傾向のお子様は、通級などで個別に指導してもらえる学習環境では、彼らのペースに合わせながらの言語的な手がかりや視覚的な手がかりを補う学習が可能ですが、残りの1割はそれでも覚えることができません。

このようなお子様は、先ほどご紹介したWISC-Ⅴで言うと、言語理解が苦手な一方で、視空間や流動性推理に関連する能力が優れており、同時処理的な考え方に適性があるタイプの人が多い傾向にあります。これはまさしく、認知機能の強みや弱みの凸凹を検査によって把握し、それによってつまずきのポイントや学びの特徴を押さえた彼にとって有効な教え方が提示することがWISC-Ⅴによって可能になるということなのです。

これによって、ご説明させていただいた具体的にできない教科やその教科の中でもできる課題とできない課題が生じてくる理由がお分かりになると思います。算数なら計算、文章題、図形の問題、表やグラフの問題など、国語なら漢字や文章の読解、作文などです。

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