バンブー教室:バンブーだより8月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-3
2026年8月26日
3,通常級にいる特別支援教育を必要としている子どもたちが不登校に至る経緯
ASD(自閉症スペクトラム症)がある子どもたちは、コミュニケーションや対人関係の特徴があり、知的には高いのにことばの遅れがある人が少なくないです。すると、小学校に入学して学年が上がるにつれて、対人関係でのつまずきが生じていく可能性が高くなります。勉強はできるのに、思ったことがすぐに言葉として出ない人や最後まで話を聞かず行動してしまったり、場違いな発言をしてしまったりして相手の気持ちが読めず、場の空気が読めない人は、クラスでいじられたり、馬鹿にされたりする場面に遭遇しやすくなります。それによってストレスが溜まり、不安感が強くなることで意欲の低下やクラスでの緊張が生まれ、不登校に至ってしまうケースが多くあります。
勉強がついていけなくなる子どもたちは、認知発達の凸凹に起因するケースが多くなるため、授業中にノートを取る事が苦手で写している最中に板書を消されてしまい、学習意欲が喪失してしまいます。また、先生の質問にすぐに答えられない、音読の読み間違えが多いなど授業がわからない訳ではないのに先生に注意されるようなことが多い人は、クラスメートからできない子と思われてしまい、自分に自信がなくなり授業に出たくなくなる気持ちが芽生えてきます。
宿題もきちんとやらないと気がすまない性格なのに「読み・書き」が苦手な事によって宿題が締め切りまでに出せないことで学習を放棄してしまう人も多くいます。自分はできない子と思い込み、現状から逃げ出したくなり、気持ちが沈み、鬱のような心身症の症状があらわれ、徐々に学校に行く気力がなくなります。
何か不安があってもコミュニケーションが苦手なことで、できないことを相談できない。また、わからない事を分かったつもりで行動してしまう人は、通常級で特別支援教育を必要とする子どもたちには多くみられます。集団での行動に遅れがちになり、先生やクラスメートからの反感を買いやすくなることが頻発すると、ことばが苦手な子は、指摘を受けると暴言や暴力によって訴えるなどのトラブルが多くなり、乱暴な子だとレッテルを貼られ、クラスメートから一歩引かれてしまうことが起きてしまうことが想定されます。
このようなことが重なってクラスに居場所がなくなり、孤立してしまうことで不登校になることも少なくないと思っています。





