中学部:中学部通信8月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-5

2026年8月11日

5,文章題が苦手な人のための文章題克服講座(文章題ステップアップクラス)

算数・数学の文章題は、学年が上がっていくほどに内容が理解できなくなり、放っておくと手が付けられなくなってしまいます。これらはLDの領域である「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算・推論」の推論にあたるものです。文章問題のつまずきは、語彙が少ないなど国語力に起因する文章が読める問題以外に上記に示した数概念の欠如から生じる数のイメージの困難さです。問題を解くためのプロセスでいうと算数における「統合過程」におけるつまずきがあります。統合課程とは問題文に書かれた言葉や数量の関係(「増える」「減る」「ちがい」「あわせる」「~倍」)などを読み解き、どの計算を使えばよいか(たし算、ひき算、かけ算、わり算など)を使えばよいかと言う数量関係の構造を頭の中で構築するプロセスです。

これは算数・数学における思考のプロセスで、問題解決における重要なステップです。お子様が文章題を解くときに最もつまずきやすい段階とも言えます。問題を解く際に視覚的なイメージの「変換」ができると、次に異なる複数の事柄を解法のカギとなる共通する観点を見つけ出し「統合」する過程に移行します。最終的な立式に結び付く「プランニング過程」から立式を考える「実行」過程になるのです。その中でも「統合過程」において非常に重要な数処理、数概念にもとづくイメージ変換の処理が推論の能力として必要とされ、このことをいかに彼らのつまずきに応じて支援するかが算数・数学の指導におけるポイントになります。そのためにも、解法までの行程における困難さの克服がポイントになります。

そのためにも、困難さに対する具体的な支援を個々のつまずきを把握した上で、算数・数学的アプローチを段階的に踏まえて進めていく必要があります。WISC—Vの流動性推理は、文章題などを考える際に必要とする能力でもあるのです。

文章題で書かれた文を読んで言語的な世界をイメージの世界に置き換える処理が、抽象的に考え、数字や記号、文章に記された対象物などを理論的に操作して、具体的な数式に置き換える感覚を支援するために、イラストや絵、写真、表やグラフなどに言語的、視覚的手がかりを加えたワークシートでイメージ変換の処理を支援し、ワーキングメモリの弱さからくる負担から解放させてあげることが文章題を解けるようにするバンブー教室の取り組みです。このようなコースで文章題の苦手さを克服する講座が文章題ステップアップコースになります。

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