中学部:中学部通信8月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-7(2)

2026年8月15日

ワークシートの作り方は、なるべく登場人物によってイメージしやすいキャラクターをイラスト化するなど表現方法の工夫が大切です。作成したワークシートを確認しながら文章を読み進め、後にある設問を考えることで、読解における思考力がまとまってくるはずです。これは言語領域のワーキングメモリに負担をかけず、視覚からの認知の強みを利用することに意味があります。もともと回りくどい言い方やたとえや示唆するような言い回しは理解することが難しい子どもたちです。そのイメージを結び付けるパイプの役割を果たす絵カードを使いながら理解を補っていくのです。

ここで、実際に授業を行った実践例を紹介します。

ワーキングメモリの弱い生徒に対し、まず作成したワークシートを使い、登場人物のそれぞれの職業や立場、過去のいきさつを記入し現状についてまとめ、それぞれの登場人物対する思いや心の変化、共有する過去の経験などを書かせました。また、それぞれの場面ごとにイラストを使ってその場面をリアルに想像できるような補助教材を使い、場面ごとの会話や心情も整理しました。

この後、作成したワークシートを参照しながら、設問に向き合って問題を解いてみると、物語のそれぞれの場面やその場面における言葉のやりとりからくる心情の移り変わりも理解することができるようになり、主人公の気持ちを選ばせる選択問題の選択肢にも惑わされることなく、しっかりと正解となるポイントにフォーカスすることができました。

授業を行った生徒は、ワーキングメモリの弱さから、物語を読んでいくうちにそこまでの状況や展開が曖昧になり、今読んでいる場面の中でしか設問を考えることができなかったのです。また、文字からだけで場面ごとのシーンを連想する力も不足していました。ワークシートを見ながら問題を解くことでワーキングメモリの不足を助け、イラスト入りのプリントを使いながら物語をまとめることでその場面の展開を頭の中で正しく再現することができ、問題を解くことができました。選択問題の引っ掛け文章にも前後の文を読み解いて消去することができるようになりました。

このような読解問題における読解メソッドを教えながら頭の中で整理できない文章中のキーワードを論理的に結びつけ解答に導く手助けを夏期講習、読解メソッド探求クラスの目標にしています。

学校教育における多くのお子様の学習無気力のきっかけは算数のつまずきが起因している印象を持っています。お子様方の見えないつまずきを明確にしながら的確な支援を実践する指導がバンブー教室の特徴です。できないことは生まれつきでも、頭が悪いのでもありません。ぜひ夏休みにこの講座を受けて今までの自分自身の心の中にある苦手意識を払拭してください。まず行動することが始まりです。

今年は夏期講習を7月20日(月・祝日)から8月21日(金)まで4週間実施します。

2学期からの新学期をスムーズにスタートするためのステップアップとして自然学園バンブー教室夏期講習をご利用ください。勉強はきっかけだと思います。やり始める前はどこから手を付けていいかわからず、後ろ向きの暗い気持ちで胸がいっぱいになっていると思います。一歩を踏み出し始めてみると、取り組むことが明確になり、わかることやできることがわかれば、気持ちの負担が減ってきます。さらに結果が出れば、学習意欲はみるみる加速します。だからこそ、バンブー教室の夏期講習が、学力不振でお悩みになっているお子様には必要になると思います。

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