高等部通信 学園長ブログ(R5 1月新学期特別編集号)-2
2023年1月19日
2、クリスマス会
12月22日(木)に終業式とクリスマス会を実施しました。プレゼント交換など高等部の生徒の皆さんが充分楽しんでもらえた、今年を締めくくる盛大なパーティーになりました。何よりも皆さんが楽しんでいたことに喜びを感じました。今年は久しぶりに例年通りの自然学園全学部合同での開催になりました。
朝早くから会場に集合して、設営に取り組んでいる実行委員の生徒たちを見ていると、私が高等部の皆さんの目標に挙げていた「グループワーク」が、2年生からすでにできるようになってきていると感じ、うれしく思います。「グループワーク」は、現在就労における企業が採用の基準として「協働、協調」などのスキルが求められていると感じています。「グループワーク」とは、責任を持って自分の役割を遂行できる能力と、他者と同じ目的を共有して、その目標に向かって共同作業ができる能力であり、そのバックボーンとして他者への気配り・注意力・配慮、コミュニケーション力などが必要とされます。まさしく『思いやり収穫祭』の模擬店などで実践されたスキルこそグループワークです。
このように、人との関わりを苦手としていた人たちが、学年、学部を問わず、自然学園の仲間としてみんなでこの会を盛り上げ、笑顔で今年を終わることができたことをうれしく思っています。
今年はオーディションを通過した生徒が、会場を盛り上げてくれました。最近は自ら作った映像を組み合わせながら声優クラブがアフレコでキャラクターに合わせて台詞を録音した作品を発表したり、パワーポイントでスライドを用意してキャラクターのイラストや写真を切り替えながら声真似をして会場を盛り上げてくれたり、ここ何年かで今までとは違うステージを見る機会が多くなりました。そして、今年が一番、完成度が高かったように思いました。小学部から大学部の学生まで、幅広い年齢層が大笑いしながら盛り上がりました。
終業式と兼ねた2学期最後を締めくくるにふさわしいクリスマス会になったことに大きな感謝をしています。高等部の皆さんの生き生きとした姿に、誰もが希望の灯で照らされていることを感じ取ったことでしょう。今年は一人ひとりの掲げた目標に向かって大きな飛躍ができる年になることを祈っています。