[高等部通信3月号]学園長より~可能性の扉~5
2022年3月28日
5、卒業生を送る会
2月24日(木)はスキー教室の初日でしたが、第6波の感染拡大の収束が予定よりも減少傾向が遅く、まん延防止等重点措置の延長が決定したため、中止を決定しました。24日(木)は晴天に恵まれ、実施していたら水上高原のゲレンデはどんなにか気持ちが良かったことかと本当に残念に思います。最後の旅行を楽しみにしていた3年生には申し訳なく思っています。スキー教室の初日の夜に予定していた交流会を、卒業生を送る会に改め、春日部市民文化会館の大会議室で実施しました。
3年生に向けての思いを、1年生は寸劇などを織り交ぜながら「365日の紙飛行機」の音楽をバックにしてメッセージを読み上げ、2年生は「キセキ」の音楽をバックに手話で思いを伝えるパフォーマンスしました。それぞれのクラスで話し合いながら今日のために用意してくれました。
クラスのまとまりが手に取るようにわかる演技にしばらく見とれてしまいました。特に2年生は、昨年度はコロナ禍で6月まで授業が満足に受けられなかったこともあり、まとまりが悪い、安定感のないクラスのように感じていました。しかし、今年度は同じコロナ禍においても着実に人間関係が構築されていて思いやり収穫祭から非常に意欲的に行事に取り組むようになってきました。
3年生は、3年間の学校行事を画像で紹介しながら、おもしろおかしくクイズ形式で思い出を振り返るパフォーマンスでした。一人ひとりがコミュニケーションを苦手として、おとなしい印象があるクラスでしたが、3年間でまとまりがある、とても明るく元気なクラスに変わっていました。3年間の成長は目を疑うような素晴らしい変化でした。1年生のメッセージでもあったように、社会に出れば辛いことに出来わすこともあるでしょう。でも逃げずにその困難を受け止めれば、必ず、2年生のメッセージである「希望ある未来」にたどり着くことができるでしょう。今日確かに3年生の明るい未来を予感することができました。