高等部:高等部通信新学期特別号 学園長ブログ~可能性のとびら~-1
2026年10月2日
1、はじめに
新学期が9月1日からスタートしました。この時期は寒暖差が激しく自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなる季節です。この現象は気象病とも呼ばれているそうです。気圧の低下は気象病の大きな要因であると考えられています。気温の急激な変化も自律神経のはたらきを大きく乱す原因になります。特に急激な気温の低下は、交感神経を刺激して様々な不調の原因になります。低気圧や台風は精神的に落ち込みやすく情緒が混乱しやすいなどの影響が少なくありません。台風25号が関東地方に接近し、それにともない激しい雨となった地域が多くありました。私の住まいがある東京都の荒川区でも警戒レベル4が発令され、住宅に隣接した道路に面した荒川放水路の土手の斜面の下には、人の大きさ以上の大きな土嚢がいくつも並べられていました。
2学期の始まりは以前から注意が必要な時期だと言われています。子どもたちの気持ちが不安定になりやすく、5月の連休明けとともに不登校が多くなる時期です。神経発達症の二次障害とは、不安や抑うつ、うつ、不登校など別の問題が生じる状態で、学校生活において、コミュニケーションの苦手さや勉強のつまずきなど特性が理解されず叱責や失敗体験などが重なると発症します。神経発達症傾向がある子どもたちが何らかのきっかけ(きっかけが見当たらない場合もあります)で行き渋りが生じている状態の時に多くみられる症状で、不登校に至るケースがほとんどのように思います。気象の問題はそのことに深く関係しています。8月下旬から温帯低気圧の影響でじめじめして蒸し暑い日が多く、9月に入ると今回のように台風が上陸して生徒の体調の変化がより一層起きやすくなっています。気圧の不安定さや台風は精神的に落ち込みやすく、情緒が混乱しやすいなどの影響が少なくありません。
神経発達症の傾向がある子にとっては、不安やイライラが強くなると特性である凸凹からくる困難さが増えてしまうため、気をつけなければなりません。二次障害で生じやすい強迫性障害や不安障害、不眠や鬱症状などは、発達障害の合併ではない場合も考えられます。そのような別の精神疾患でも気象の問題は密接に関係しています。
10月4日(日)に、自然学園では第13回体育祭が開催されます。そして10月31日、11月1日には思いやり収穫祭が予定されています。2学期は前期学力考査に始まり学校行事が目白押しです。3年生はさらに企業の最終面接や実習がある生徒もいて非常に忙しい秋を過ごしています。皆さん前を向いて頑張って走りぬきましょう。





