高等部:高等部通信6月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-6
2026年6月27日
6、おわりに
学校に行くことができない、行きたくない気持ちが強くなって悩んでいる子どもたちが例年の今の時期よりより多いように高等部の入学相談をしていて強く感じています。中学生の場合は昨年の休校中に生活のリズムが崩れたり、配信や家庭での課題学習で勉強に対する悩みが強くなったり今まで以上に学校生活に対する不安がストレスになり、再開前後にその気持ちが大きくなって現在に至る人たちが少なくないのです。自然学園に入学を希望している中学生は毎年5月の連休明けから不登校生が多くなります。
もともと梅雨時期は鬱になりやすい時期で5月に続き適応障害が発症しやすい季節です
そしてこの急激な暑さなので体調が崩れてもおかしくない状況です。高等部の皆さんもサマーキャンプを控えるこの時期だからこそ体調には充分気を付けお過ごしください。
発達のつまずきがあり、認知面でも「読む」「書く」「聞く」などの苦手さがあるお子様は一方的な配信の授業は理解しづらく、問題集やプリント学習も負担が大きいのです。こだわりが強い生徒はわからない箇所にぶつかるともう先には進めません。自己肯定感が少ない生徒は自分だけがわからないことに焦燥感を募らせます。集中力や持続力がない子どもはゲーム機などが散乱している家庭では学習を取り組むことができません。夜もゲームをやめられず、朝も起きられず生活習慣が乱れてくるでしょう。当然家庭で怒られることも多くなるのでそのイライラは極限まで到達することは予想に難くありません。
そこから生まれる投げやりな無気力さや不安が不登校につながると考えられます。この状況に適応障害や他の要因が重なれば目を覆うような状況が特別支援教育を必要とされる生徒には関係してくることなのです。
3年ぶりとなる那須高原のサマーキャンプが7月13日、14日に控えています。那須高原の自然を満喫してもらうとともに、集団行動の実践として授業でのSSTを汎化できる絶好の機会なのです。サマーキャンプは班行動やクラスごとの行動を通して役割分担やグループワークを実践できる学習の場でもあるのです。サマーキャンプを経験した皆さんの成長を期待しながら2学期を心待ちにしています。
自然学園学園長 小林 浩





