高等部:高等部通信6月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-4

2024年7月16日

4、高校生のSNSの使用状況

 

「①SNSの依存」「②SNSを通じていじめの対象になる。又はいじめに加担してしまう」「③投稿や写真などによる個人情報の流出」「④自分の投稿が炎上を招いてしまう」「⑤他者を誹謗中傷してしまう」「⑥自作でない写真や動画、イラスト、音楽をアップロードすることによる著作侵害」「⑦だまされて裸の写真を送るなど自画撮り被害、アカウントを乗っ取られる」「⑧SNSで知り合った相手とリアルで会ってつきまといなどの被害に合う」などのトラブルが小中高生の共通したSNSのトラブルとして現在認識されています。

 

高校生のほとんどの生徒がスマートフォンを所有し(令和5年度98.9%)、あたりまえにスマホを使ってSNSを利用する今、インターネットを介して行われる「ネットいじめ」「SNSいじめ」「LINEいじめ」「Twitter(現X(エックス))いじめ」が問題となっています。「ネットいじめ」とは、「掲示板」「ブログ」「裏サイト」「インターネット」「学校裏サイト」に特定の生徒の書き込みや、いじめられている生徒の名前を使って無断で出会い系サイト、アダルト系サイト、プロフィールサイトに登録したり、プロフやブログなどを作成したりする「なりすまし」のことで、電話番号やメールアドレスなどの個人情報や個人写真が掲載されると、なりすまされた生徒の精神的なショックは大きなものとなり、心に大きな傷が残ります。また、ネット上で自分のことを誹謗中傷されることでの行き場のない疎外感、孤独感は、情緒の混乱に繋がります。「LINEいじめ」は、「死ねばいいのに」とか、「ウザい」、「キモイ」などといった、悪口や名誉毀損のワードをグループトークで言うなど、自殺に追いやるケースも実在する積極的なものと、仲間はずれ「グループはずし」にするものと2パターン存在します。SNS依存症に陥っていると、すぐに連絡が欲しいという欲求があり、自分の思い通りの反応がこないと、懲らしめの意味もこめていじめが起きてしまいます。

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