高等部:高等部通信6月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-2

2025年6月20日

3、イブニングコース、イブニング個別リモートコース

現在、通信制高校の入学者は特別支援教育を必要としている人たち(通常級で通級を利用していた生徒)や不登校を経験していた人たち、高校をあらゆる理由で中退してしまった人たちです。共通する課題は学力にあり、中3の学力を持っている人はほとんどいないと思われます。自然学園が掲げる3段階のスモールステップを具現化したコースを新しく設けました。この新しいコースは新時代に対応した高等学校改革推進事業」の答申に沿った自然学園の具体的な取り組みです。

今現在の通信制高校はICTを使った自宅での学習など、あらゆる生徒の状況に対応した学習支援が可能になっています。自然学園でも生徒のニーズに合わせた新しい取り組みとして、放課後の時間帯から登校できる少人数制のコース「イブニングコース」や、在宅型の個別学習コース「イブニング個別リモートコース」を新たに導入しました。

テレワークの就労以外は毎日の出勤が働くことの基本です。就労を希望する生徒は障害者就労の場合は企業での実習が必須です。そのためにも、不登校を経験した生徒は時間をかけて登校することに慣れることが目標になります。そして、クラスの中に自分の居場所があれば人とつながる力が生まれます。それこそが社会参加に必要な社会性の原点なのです。

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