期末試験に向けた学習法
2025年10月20日
試験の学習に苦手意識のある生徒さんの多くは、ワーキングメモリのつまずきがあり、膨大な試験範囲の内容をすべて覚えることが苦手だと思います。最近まで中間試験を控えていた生徒さんがバンブー教室にも多くいらっしゃいましたが、試験範囲が広すぎてどのように学習していけばよいか見通しが立てられず諦めてしまったり、計画は立てたもののどうしても覚えられず挫けてしまったりする話をよく耳にしました。
そこで今回は、11月下旬もしくは12月に控えた期末試験に向けた学習法のご提案ができればと思います。
①まずは、教科書やワークの基礎問題に学習する場所を絞り、自分が確実に解答できる問題から定着させていきましょう。試験には必ず30~40点分の基礎問題が出題されます。そのような問題は、一問一答形式の問題や記号の問題が多く、非常に得点が取りやすい問題になります。難易度もそこまで高くないため解答できた成功体験を積みながら気分よく学習できます。また、学習時間も1日に長時間やるのではなく、1日〇時間というふうに自分が継続できる時間を定めることが大切です。小さな目標(スモールステップ)を定めることで学習の見通しが立ち、モチベーションの向上に繋がります。
②取り組む問題の範囲を絞ったら、そこに関係する教科書やワークの問題をコピーし、何度も繰り返し学習していきます。さらにその際に何問解答することができたのか、できなかった問題はどこだったのかを記録しておきます。そうすることで繰り返し学習していく中で解答できる問題が増えていくことを目で見て確認することができ、成長を実感することができます。
③最後に、実際のテストでは落ち着いてケアレスミスをなくすことが大切です。ワーキングメモリにつまずきがあり、不注意性や衝動性が強い生徒さんは、問題をよく確認せず、解答の条件などを見落としてしまい、記号で答えることを求められているのに、答えをそのまま記述してしまう人が多い傾向にあります。上記の方法で確実に得点できる問題を絞ったことを活かすためにも普段の学習から見直しをする習慣をつけ、とれるところを確実に正解するようにしていきましょう。
今までしてきた学習方法とは違うと思いますが、必ず成果が上がるはずです。そして、心配な時にはバンブー教室の担当の先生に相談してみてください。きっと良いアドバイスがもらえるはずです。




