『バンブーだより 新春号』③
2015年1月24日
去年1年間は、
再び、不登校児童の問題も
取り上げられるようになってきました。
学習指導要領の改訂にともなって、
学力に重きを置く教育環境の中で、
2007年に施行された特別支援教育は
後退しているように感じられます。
『情緒混乱』『無気力』と言った理由が
上位を占める子どもたちにとって
適応できない教育環境で、
学校に行くことができなくなってしまった
発達障害を抱える子どもたちが
不登校全体の大半以上を占めている事実は、
容易に想像がつくことだと思います。
このことに先駆けて併設した
小学部、中学部も
在籍生が急に多くなってきたことも、
このような背景が起因し、
今後ますますニーズがあると思われます。
私は、自然学園において、
このような時代を写す鏡のように、
その必要性を肌身で感じています。
開校当初の目標であった、
継続的な支援体制が
昨年1年間でようやく整いつつあります。
私ども自然学園は、
今年1年さらなる躍進に向けて
動き出したいと考えています。
保護者の方々のお求めになる
インクルーシブ教育の内容の充実を図り、
その延長上に校舎の拡大を視野に入れています。
今年も変わらずのご理解、
ご協力をよろしくお願い致します。