たけのこクラスについて ~幼児期の自閉症の特色と対応~
2013年2月27日
最近の新刊書物の
岡田尊司著『発達障害と呼ばないで』では、
「社会性・攻撃性、不安のコントロールなどの
最も重要な役割を果たし、
愛着を支えるうえでもっとも重要な生理的基盤である
オキシトシン・システムの異常が
発達障害の要因になり得ることがわかってきた。」という記述があります。
「現在では発達障害がある子どもたちは
生まれつき脳機能の違いがあることも
明らかになってきています。
そして早期に適切な支援を得ることができたか、
また虐待的な体験をしたかによって後の環境要因によって、
状態は良くなることもあれば悪くなることもあるのです。
これは、生まれつきの脳の基盤だけで
説明がつくものではありませんし、
経験だけで説明つくものではありません。
もともと持って生まれた特性が、
環境条件のなかで症状や行動として
あらわれてくると言えるでしょう。」と
杉山登志郎・辻井正次先生監修の
『発達障害のある子どもができることを伸ばす。幼児編』でも
取り上げています。
~バンブーだより2月号より一部抜粋~