不登校合同相談会~在校生・卒業生フォーラム~
2025年3月27日
3月22日土曜日にNPO法人星槎教育研究所主催の、不登校合同相談会に参加しました。
最近急増している小中学校での不登校生や普通級で8.8%在籍してるとされている特別支援教育を必要とする発達障害傾向の生徒の方々を対象にした相談会が大宮ソニックシティで開催されました。特別講演会として星槎大学教授の西永先生による発達障害児童の支援をテーマにした講演会と起立性調節障害の理解をテーマにした星槎国際高等学校川口学習センターの武内先生の講演会が相談会に合わせて行われていました。
そして、メインイベントとして、星槎国際高等学校の在校生・卒業生による『在校生・卒業生フォーラム』が開催され、自然学園からも2名の卒業生が参加しました。
中学校時代の状況や高校に入学してからの変化、および卒業後の進路や不登校に悩む方へのメッセージ等をインタビュー形式で答えていきました。不登校を経験していた卒業生がほとんどでした。
その中で、悩む方へのメッセージとして1人の卒業生が話してくれたことは、
「自然学園は僕にとって安心できる居場所でした。例えるならサナギの状態で、学校生活を過ごすことができました。サナギは飛び立つ準備をする安心できる居心地のいい場所です。僕にとっては、そんな安心できる居場所だったからこそ、羽を広げて飛び立つ準備ができました。」
と話してくれた時は、会場からは「オォ~」と、どよめきがおきたほどでした。
不登校の生徒が社会に巣立つ大きなきっかけは自分の居場所と思える学校との出会いです。
そんな卒業生も4月から社会人になります。大きく羽を広げて羽ばたいてほしいです。