中学校卒業後の進路先の種類
2014年3月27日
発達障害を持つ
子どもたちの
中学校卒業後の
進路先として、
考えられるものは
たくさんありますが、
今回は、
公立高校での
新しい取り組みである、
チャレンジスクール・
パレットスクール、
エンカレッジスクール
について
ご紹介したいと思います。
【チャレンジスクール・
パレットスクール】
チャレンジスクールは、
小・中学校での不登校や
高校での中途退学を
経験した生徒など、
これまで能力や適性を
十分に活かしきれなかった
生徒が、
自分の目標を見つけ、
それに向かって
チャレンジする、
定時制の
単位制総合学科の
高校です。
既存の夜間定時制高校を
統合集約し、
3部制(定時制)
単位制高校として
新設されました。
特色としては、
内申書不要の入試制度や、
単位制による
幅広い選択可能科目・
カウンセリング体制の
充実など、
新しい試みを
行っています。
東京都では一般的に、
チャレンジスクール、
埼玉県では、
パレットスクールと
呼ばれています。
【エンカレッジスクール】
エンカレッジスクールとは、
これまで
力を発揮できなかった
生徒のやる気を育て、
社会生活を送る上で
必要な基礎的・基本的学力を
身に付けることを
目的として、
既設校の中から指定される
高校のことをいいます。
エンカレッジ(encourage)とは、
勇気付けるという
意味があります。
入学選抜に
学力検査を実施しない、
定期考査は一切実施しない、
1年次における
30分授業の実施、
国語、数学、英語を中心とした
習熟度別学習と
少人数授業で
「集中」と
「繰り返し」を大切にし、
基礎基本を
確実に身につけさせる、
二人担任制による
きめ細かな指導を実施する、
午後は週1日、
体験的学習を実施する、
などの施策により、
生徒の力を引き出し
成就感・達成感を
実感させることを
目的としています。
『バンブーだより2月号』より抜粋