11月4・5日に、自然学園学園祭「思いやり収穫祭」が全学年・全学部合同で実施されました。今年度も多くの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。

　1日目は春日部市中央公民館をお借りし、音楽祭を行いました。中学部では1年生から3年生まで全生徒が一緒に千と千尋の神隠しの主題歌で有名な「いつも何度でも」をハンドベルにて演奏しました。この演目は、生徒たち自らが「自分たちでもできるもの」「発表でやりたいもの」を考えた結果です。伴奏のBGMに合わせながら、リズムを取り、他の人のベルの音を聞きながら、自分のベルを鳴らすことは、非常に難易度が高かったです。しかし、授業の時間はもちろん、休み時間も利用して生徒たちは練習に励みました。途中、「もういいじゃん。これくらいできれば」と弱気な発言が漏れることもありましたが本番、きれいな演奏をみんなに聞いてもらうために、みんな全力で取り組みました。その結果、見事団体2位の評価をいただきました。また、個人賞でも中学部からは2名が入賞しました。

　2日目は自然学園校舎にて、「ポップコーン」の模擬店を出しました。会計・調理・提供の3つの係に分かれ、それぞれ自分たちの役割に取り組み、お客さんを迎えました。特に、調理係では、互いに仕事の分担を決め、効率的に仕事を進める生徒たちの姿が見られました。非常に高いグループワークのスキルを発揮し、用意していた材料全てを消費して、ポップコーンを売り切ることができました。

　2日間に渡る学園祭、生徒たちにとって楽しくも大変な行事だったと思います。お疲れ様でした。中でも、音楽祭や模擬店の準備や片づけを行っていた実行委員の生徒たち、彼らのおかげで素晴らしい学園祭を行うことができたと思います。本当にありがとうございました。
　
中学部　河邉