令和7年度 進路説明会の報告
2025年6月18日
「不登校や特別支援教育を必要としている子どもたちの高校進学」
自然学園では6月14日の土曜日に、不登校や特別支援教育を必要としている人たちのための進路説明会を開催しました。当日は雨天での実施となってしまいましたが、教室が一杯になるほど多くの方にご参加いただき、盛況な説明会となりました。雨の中、来校いただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました。
特別支援教育を必要としている生徒の皆さんは、通常級に在籍して通級を利用している人や、通常級で学力がついていけない人、問題行動が多い人、不登校を経験している発達障害傾向の人たちが考えられます。支援級に在籍している人たちは情緒クラスでLDやADHD傾向の人や、知的クラスで境界知能や軽度の知的なつまずきを持った人たちが高校進学を考えています。
高校進学となると、一般に中学校3年生レベルの学力が問われますが、実際には小学校3年生から高学年レベルの内容を勉強している生徒が多いと思います。このような生徒が高校進学を考える上で、その進路先の実状と現在そのような生徒を受け入れる高等学校の実態を踏まえ、お話させていただきました。
高校進学を希望している人たちは、少人数で授業が受講できる通学タイプの通信制高校で自分の居場所を見つけることができれば、必ず社会で必要とされるソーシャルスキルを身に付けることができるはずです。周りから必要とされていると実感できれば、人を気遣い、自分の勝手な行動を律する気持ちが生まれるからです。そんな環境で学ぶことで、こだわりや人間関係に苦手さがある人たちは大きく変われるのです。