内定が決まってからの自分の気持ち

2012年12月21日

内定が決まったのは11月19日(月)でした。
会社側からは11月までに結果が出ると言われていたのですが、
なかなか来ませんでした。
御陰で、現在通っている就労支援施設での訓練もはかどらず、
ロッカーにしまってある携帯電話を見ては、
「まだ来ない」の繰り返しでした。
待っている時が、1番辛かったです。
いつになったら肩の荷が下りるのかと思って、待っていました。
そして、上記のとおり、無事内定通知が届いて、
「受かった~!」と心の中で絶叫しました。
ただ、連絡を受けた場所が地下鉄の駅のホームでしたので、
一度改札を出てから再度電話を頂きました。
大学を卒業して2年、探し続けて5年、
ようやく自分を受け入れてくれる会社に巡り会えたと思いました。
帰宅してから、直ぐに親戚に報告の電話を入れ、
家族にも報告しました。
一番喜んでいたのは、やはり家族でした。
ただ、浮かれてばかりもいられません。
社会に出るとなると、
これまで自分が一貫してきた考え方を変えないといけません。
一貫してきた考えとは、「自らの考えを信じ、
拘りを捨てず、どんなことがあろうと惑わされず、
自らの道を行く」というもので、
分かりやすく言えば「正論を貫く」というものです。
しかし、世の中は正論では通らないことばかりなので、
その辺で融通がきくかが今後の課題です。
また、「グレー」を受け入れられるように
しないといけないと思っています。
これまで自分は、白か黒か直ぐにはっきりしないと
気が済まない性格でした。ただ、
それを無理に追い求めてしまうと精神的に不安定になります。
そこで、「グレーを許す」という考えを、
自らの中で納得させないといけません。
「グレー」とは、日本語で言うと「曖昧」。
敢えて曖昧にすることで、精神的な安定を図ろうと思っています。
この挑戦は始まったばかりで、なかなか大変です。
少しずつ慣らしていこうと思います。
(ふと思ったことが気になって仕方がない癖も、直したいと思います。)
一方で、毎日の訓練の方もハードになってきています。
訓練とはいえ、実戦にかなり近いので
ストレスが溜まりやすいのが現状です。
自分の癖として、一度始めると完璧に終えるまで
休憩をとらないというのがあります。
原則、10分は休憩をとるよう言われているのですが、
これも自分の性格からか、適度に切り上げるのが苦手です。
今は、1時間に1回、休憩をとるよう心がけています。
今まで通してきたやり方が、社会で通用しないことを痛感しています。
(講師たちは、ぶっ通しでやって疲れないか心配しているそうです。)
内定を貰えたことは、とても嬉しいです。
しかし、訓練を繰り返す中で見えてくる自分の未熟さ。
今の自分に1番必要なのは、「心にゆとりをもつこと」だと思っています。
毎日浮かれていたいなぁと思いますが、そうはいきません。
訓練はあと3か月続きます。
訓練の中で、精神的にも肉体的にも適度な「ゆるさ」が身につけば、
4月から良いスタートを切ることができると思います。
大学部 卒業生より
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